Web Syllabus(講義概要)

平成24年度

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教育学演習A 杉本 真理子
選択  2単位
【教育】 12-1-1333-0295-01

1. 授業の内容(Course Description)
 本演習では、教育心理学の「発達」の領域についての理解を深めることを目指します。具体的には、まず、発達・保育にかかわりのある学術論文を読みます。次に、テキストを用いて、発達心理学の領域を概観した後、グループ活動により、テキスト各章より自分たちでテーマを選択し、文献や資料を集めて研究を進めた上で(各自関連学会誌の論文を最低1つは読み、グループで討論すること)、1コマ(90分)を使って発表と討論を行います。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 発達研究の資料収集と分析の方法について知る。
 発達心理学、教育心理学、発達臨床心理学、保育学などの分野の学術論文を読み、理解できる。
 収集した情報を整理し、発表したり、討論する力を養う。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 授業参加態度(20%)、グループ研究活動・発表内容・発表のまとめ(40%)、試験とレポート(40%)を総合して評価します。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 テキスト:『新版発達心理学への招待』柏木 恵子・古澤 賴雄・宮下 孝広 ミネルヴァ書房
 参考文献:必要に応じて紹介します。
5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)
 ①学術論文を読む習慣を付ける。
 ②討論に参加できるよう、毎回発表予定の部分のテキストと文献は、全員が必ず読んでおくこと。
 ③グループ発表のための資料収集と読み込みを入念に行い、さらにリハーサルを重ねておくこと。
6.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 演習は大学の授業の中で大変重要な意味を持っていますので、全員が自覚し、活発な演習にしていきましょう。
 卒業研究を教育心理学・発達心理学・保育の領域で行ないたいと考えている方は、ぜひ演習でも関連する領域の演習を履習して下さい。
7.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 導入:本演習履修上の注意。履修メンバーを相互に知るためのエクササイズとシェアリング。
【第2回】
 学術論文を読む1:グループを作り、各グループ興味の持てる発達心理学、教育心理学、発達臨床心理学、保育学などの分野の学術論文を探し、読み進める。
【第3回】
 学術論文を読む2:グループで読み合わせをする。発表準備を進める。
【第4回】
 学術論文を読む3:グループで論文の発表を行う。前半グループ。
【第5回】
 学術論文を読む3:グループで論文の発表を行う。後半グループ。
【第6回】
 研究テーマの決定:発達研究の全体を把握するため、テキストに目を通し、興味を持ったいくつかのテーマの章を読む。グループのメンバーを決め、グループ研究のテーマとしてテキスト30章の中より1章を決める。
【第7回】
 資料を集める:図書館ガイダンスを受け、研究テーマに沿った文献の探し方を知る。グループ研究テーマを追求するための文献を探す。
【第8回】
 グループ活動による発表準備:テーマを追求し、グループで議論する。
【第9回】
 グループ活動による発表準備:発表方法を検討する。
【第10回】
 第1グループの発表と討論。
【第11回】
 第2グループの発表と討論。
【第12回】
 第3グループの発表と討論。
【第13回】
 第4グループの発表と討論。
【第14回】
 第5グループの発表と討論。
【第15回】
 まとめ:全グループの研究発表を振り返る。本演習で各自が学んだことをまとめる。
 注:履修者の人数により、予定を変更することがあります。