Web Syllabus(講義概要)

平成24年度

ひとつ前のページへ戻る 教授名で検索

 
音楽実技 丸山 文夫
選択  1単位
【初等教育】 12-1-1333-0501-02

1. 授業の内容(Course Description)
 子どものよりよい成長を願って繰り広げられる音楽活動において、生の音や音楽に接して表現活動することは、子どもの精神的発達上からも、とても大切なことです。そのような、生の音や音楽に触れながら表現活動をする過程で、子どもたちは、豊かな感性と創造性を培うとともに、自発的、能動的な能力を身につけて行きます。
 幼・少時期の音楽活動の過程では、子どもたちがピアノなどの伴奏で歌ったり、身体表現をしたりすることが大きなウエイトをしめます。そうした活動の展開を充実させるためには、日々の活動内容とともに、その内容を生かしきる、教師の「実技力」が大切です。そのためには、指導に当たる教師自らの音楽能力を伸長させ、子どもの活動状況に即した演奏力を身に付ける必要があります。この講座では、音楽の基礎的な通論と、ピアノ実技の力を伸ばします。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 音楽の基礎的な通論を学び、音楽の3要素(リズム・旋律・和声)に対する理解を深めながら、基本的なピアノ奏法と、旋律への和声付けおよび、弾き歌いなどが出来るようにします。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 定期試験と個々の授業内課題テスト、授業状況を基本とします。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 『標準バイエル教則本』(全音版)、その他、個々の進度に即した曲集。
 授業内に、適宜プリントを配布。
5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)
 実技には、日々の努力が不可欠です。自宅で、或いは大学の練習室を活用して必ず予習をしておいてください。
6.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 音楽実践能力向上のためには、音楽について広範囲にわたって学ぶことが必要になります。授業当初は、講義・解説も多くなると思いますが、なるべく早く実技を伴った授業へと進めるつもりです。15回という授業の過程で、皆さんには出来る限り多くの個々の課題を演奏してもらうようにしたいと考えていますので、是非、復習・予習を心掛けましょう。また、3年生で教科教育法(音楽)を履修する場合は、必ずこの音楽実技を履修しておいてください。
7.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 楽譜と音符
 音名と拍子と省略記号
【第2回】
 ピアノ実技① 練習曲№11~№20及び任意の曲
【第3回】
 ピアノ実技② 練習曲№21~№29及び任意の曲
【第4回】
 ピアノ実技③ 練習曲№31~№40及び任意の曲
【第5回】
 和音(コードネーム)
 旋律と和音① 長調
【第6回】
 旋律と和音② 短調
【第7回】
 ピアノ実技④ 練習曲№46~№50及び任意の曲
【第8回】
 ピアノ実技⑤ 練習曲№51~№57及び任意の曲
【第9回】
 ピアノ実技⑥ 練習曲№59~№62及び任意の曲
【第10回】
 弾き歌い① 1年生共通教材
【第11回】
 ピアノ実技⑦ 練習曲№72~№93及び任意の曲
【第12回】
 弾き歌い② 2年生共通教材
【第13回】
 ピアノ実技⑧ 練習曲№97~№105及び任意の曲
【第14回】
 弾き歌い③ 3年生共通教材
【第15回】
 弾き歌い④ 総合