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授業の内容(Course Description) |
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教育現場において大切な事は何であるか、と考えます。 「教科の知識」「教育技術」「教科の自らの技量」これらは勿論です。本講では図画工作において必要なこれらを体得することが目的であり、大前提です。実際に作業しながら授業をするにあたっての技術、留意点を学んでいきます。しかしながら、教職は授業そのものだけが仕事ではありません。生きている子供とその親がいます。様々な場面が生まれます。また、着任する学校が公立であるのか私立であるのかによっても求められる教師は違います。私学でもそれぞれの特色があるということを知っておく必要があると思います。教職に就きたいと思っている学生に「教育現場の現在」についても具体的にふれて、実際教職についてからの戸惑いや悩みについて軽減できればと考えています。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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教師として必要と思われる技術の習得。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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授業内で制作した作品およびレポート70%授業指導案、年間指導計画案30%。本講は体得することが大事であるので講義に出て制作した作品やレポートにおいて出席確認します。
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4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
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『出るナビ 中学美術』学習研究社 『小学校学習指導要領解説 図画工作編』 ※教員採用試験の美術の内容が中学美術程度の内容のために、あえて中学美術を選択しています。「美術概論」と共通。
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5. |
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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指示された用具、材料の準備(鉛筆、消しゴム、定規、はさみ、ペットボトル、牛乳パックなど)。 演習を終えたものに関して、自分でアレンジをアレンジを加えたものを指導できるようにしておくこと。 テキスト、参考文献に目を通すこと。
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6. |
学生への要望・その他(Class Requirements) |
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教職を目指す熱意ある学生の参加を望む。道具を使っての授業になるので最低限のルール、マナーを守るべきです。特に準備片付けをすることは基本的なことです。そして、普段から世の中の流れ季節の流れにも広く心を開き、自ら感じ思考表現する日常を送って欲しいと思います。
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7. |
授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 オリエンテーション ・授業の進め方 ・シャボン玉絵(作品ファイル) 【第2回】 ・水彩絵の具の指導法 【第3回】 ・クレヨンとクレパスの違い 【第4回】 ・ボンド絵 ・様々な接着剤の特性について 【第5回】 ・モダンテクニック ・材料の適量について 【第6回】 ・のこぎりの指導法 ・木工作の安全指導 【第7回】 ・彫刻刀について ・木版画の版について 【第8回】 ・様々な版画技法 【第9回】 ・版画仕上げ ・制作発表と観賞 【第10回】 ・デザイン 【第11回】 ・鑑賞について 【第12回】 ・発想を促す教材研究① ・学習指導案について 【第13回】 ・発想を促す教材研究② 【第14回】 ・リサイクル工作 【第15回】 ・まとめ
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