Web Syllabus(講義概要)

平成24年度

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保育内容の指導法(人間関係 I ) 芦澤 清音
選択  2単位
【教育】 12-1-1333-1556-09

1. 授業の内容(Course Description)
 人は人とのかかわりを通して人格を形成していく。人間の発達初期の乳幼児期は、身近な人たちとの関わりあいを通して、人間関係の土台を作る重要な時期である。本講義は、幼稚園教育要領に示されている「人とかかわる力」の発達について学び、幼児の「人とかかわる力」を豊かに育てる保育と保育者の役割について理解を深める。
 前半に年齢ごとの人間関係の発達と保育の基本を学び、その上で、後半に、保育の中核となる「遊び」を通して人間関係がどのように構築されていくかを体験的に学習する。具体的には、”鬼ごっこ”をテーマに、模擬保育を行い、実践的に学んでいく。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 乳幼児期の人間関係の発達を理解し、発達に応じた、あるいは、発達を促す遊びを工夫することができる。子ども同士が関わる遊びを中心とした保育計画を立て、指導案を作成することができる。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 授業内の発表や模擬保育その他の平常点と学期末テストを総合して評価する。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 テキスト『教育要領・保育所保育指針<原本>〈平成20年告示〉』チャイルド本社
 授業で、参考文献を紹介する。また、適宜、プリントを配布する。
5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)
 第2回~6回:各年齢児の保育エピソードを事前に読み、各年齢児の具体的イメージを持って授業に臨む。
 第7回・8回:年齢に即した鬼ごっこについて調べ、発表に備える。
 第10回~11回:各グループで模擬保育の準備をする。
 第14回:指導案作成
6.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 日ごろから乳幼児の様子、乳幼児の遊びに関心を持ち、遊びのレパートリーを広げておくこと。授業には、積極的に参加し、保育実践への関心を高めてもらいたい。
7.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 「幼稚園教育要領」「保育所保育指針」における「人間関係」のねらいについて
【第2回】
 3歳未満児の人間関係の発達
【第3回】
 3歳未満児の「人とかかわる力」を育てる保育
【第4回】
 3歳児の人間関係の発達と「人とかかわる力」を育てる保育
【第5回】
 4歳児の人間関係の発達と「人とかかわる力」を育てる保育
【第6回】
 5歳児の人間関係の発達と「人とかかわる力」を育てる保育
【第7回】
 鬼ごっこのいろいろ、年齢に応じた鬼ごっこの遊び方を学ぶ
【第8回】
 いろいろな鬼ごっこで遊ぶ
【第9回】
 指導案の作り方を学ぶ
【第10回】
 グループワーク ~オリジナルの鬼ごっこを創る~
【第11回】
 グループワーク:鬼ごっこの創作…小道具づくり
 グループワーク:鬼ごっこの創作…完成
【第12回】
 模擬保育(グループ発表)
【第13回】
 模擬保育(グループ発表)
【第14回】
 鬼ごっこの指導案作成
【第15回】
 まとめ・振り返り