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授業の内容(Course Description) |
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絵画的、造形的な表現に限らず、小さな子どもたちは息を吸うように外界を取り込み、自分の思いやイメージを外に出し、表現しながら成長します。表現を抑圧されることは息苦しく、表現を拒否されることは自分を否定されると同じくらいに悲しいことです。「はじめての集団生活において子どもの表現の育ちをいかに支えるか」という課題に向き合い、誰もが表現を楽しめるように援助を探究することは、保育者の専門性と不可欠なものです。造形表現について深く学ぶことは、その専門性を高めることにつながります。 図画工作概論では、幼児期の子どもたちの育ちの糧となり、表現を支える手だてとなる「造形表現」について理解するために“何を学ぶのか・なぜ学ぶのか・どのように学ぶのか”を明確にしたいと考えました。実際の乳幼児の作品を鑑賞しつつ、すべての子どもたちが表現を楽しむための“指導法”について学びます。受講者自身の表現力や自由な発想、感受性を養うことを目指します。
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授業の到達目標(Course Objectives) |
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美術を学ぶ上で、人間が美術を何故必要とし、どう発展させ、付き合ってきたかという美術の本質的なことを理解し、認識することは大切です。又、実践する為には、美術に対する基礎知識や美術を構成する要素について、しっかり身につける必要があります。この講座では、講義・解説とともに、実際に表現しながら美術の基礎知識を学んでいきます。
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成績評価方法(Grading Policy) |
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1.授業態度 2.実技作品(技術・創意工夫) 3.5回以上の欠席は単位を取得できません。 以上、3点の総合評価
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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『幼稚園教育要領』 講義の際、資料を配布する。 『保育をひらく造形表現』 槇 英子著 萌文書林
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授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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・展覧会(子どもの作品展・好きなアーティスト)を鑑賞する。 ・普段から、手づくりでプレゼントを作ったり、カードを書いたりする。 ・子どもたちと遊んだり、描いたり作ったりする機会があれば、積極的に、参加する。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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18色以上の色鉛筆を持参すること。 15回の授業の中で、15個の作品を仕上げる予定です。履修する皆さんには出来るだけ主体的・積極的に行動してほしいです。事前に指示するので、忘れ物がないようにして下さい。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 造形表現の意義 【第2回】 造形表現の発達論 【第3回】 子どもの描画の特徴とその背景 【第4回】 発達に即した援助 【第5回】 発達過程に見られる個人差 【第6回】 指導のねらい 【第7回】 保育者の役割り 【第8回】 指導形態 【第9回】 間接的な援助 【第10回】 直接的な援助 【第11回】 表現の動機づけと意欲 【第12回】 感性、イメージを豊かにする 【第13回】 環境を豊かにする 【第14回】 行事を豊かにする 【第15回】 つくる体験を豊かにする
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