Web Syllabus(講義概要)

平成24年度

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算数科概論 岡田 たつみ
選択  2単位
【こども教育】 12-1-1333-1837-04

1. 授業の内容(Course Description)
 私たちの生活の中には、物事を数学的に考えたり数学的に捉えたりすることが多々ある。数学的なものの考え方は、意識や無意識、感性の中に潜み、私たちの思考過程に大きな影響を与えている。
 本講義では、算数科の目的、内容、指導方法について学び、人間が乳幼児期から生活や遊び、学習の中で数学的なものの見方や考え方をどのように育てていくのか、算数・数学とどのようにつながるのかを考える。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 乳幼児期、児童期の子どもは、生活や遊び、授業の中でどのように数学的なものの考え方を獲得し、育てていくのかについて理解を深める。そして、算数科の基礎的な事項や内容を学び、幼児、児童、生徒の援助、支援ついて考察することを目標とする。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 平常点(授業への取り組み・態度、授業終了時のコメントペーパー作成)60%
 課題レポート等の提出、試験40% を総合し評価する。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 『小学校学習指導要領解説 算数編〈平成20年8月〉』『幼稚園教育要領』
 資料プリントなど
5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)
 授業内で指定された参考文献、プリントを読み、講義を受けること。
 MELICや公共の図書館を利用し、講義に関連した書籍や情報を進んで調べること。
6.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 意欲的に授業や課題に取り組むことを望む。
 講義終りに毎回コメントペーパーの作成をするので、自分の意見を明確に記述すること。
 本講義で配布する資料は、後日配布することは基本的には行わない。やむを得ず欠席した場合は、受講者にコピーさせてもらうこと。
7.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 オリエンテーション
 算数科概論について
【第2回】
 乳児期の発達
 乳児期の発達と認知スタイル
【第3回】
 乳幼児期の発達
 乳幼児期の遊びと認知スタイル
【第4回】
 幼児期の発達の特徴
 遊び・生活と数学的思考の関係
【第5回】
 幼児期から児童期へ
 幼保小連携について
【第6回】
 児童期の発達
 児童期の発達と算数科
【第7回】
 算数教育の目的と内容
 小学校学習指導要領と算数教育
【第8回】
 算数教育の基本①
 数について
【第9回】
 算数教育の基本②
 数と計算
【第10回】
 算数教育の基本③
 量について
【第11回】
 算数教育の基本④
 量と測定
【第12回】
 算数教育の基本⑤
 図形について
【第13回】
 問題解決学習
 生活科・総合的学習の時間との関連
【第14回】
 教材研究
 教材研究の視点と方法
【第15回】
 まとめ