Web Syllabus(講義概要)

平成24年度

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生活科概論 岡田 たつみ
選択  2単位
【こども教育】 12-1-1333-1837-06

1. 授業の内容(Course Description)
 生活科概論では、生活や学習の基礎的能力や態度の獲得をねらう生活科の基本的理念、特質、役割などについて理解を深め、具体的な生活科の指導について検討し明らかにしていく。
 生活科とは、小学校低学年児童の発達特性に即した授業体系である。幼児期の遊びや生活の中での学びと生活科・他教科と生活科とのつながりについて考えていきたい。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 幼児期から低学年児童期までの発達の特質を知り、「生活」が学びの場であることを探求する。そして、自分なりに幼児・児童の生活の中での「学び」に対する援助、指導の仕方について考えられるようになることを目標とする。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 平常点(授業への取り組み・態度)60%
 課題レポート等の提出40% を総合し評価する。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 『小学校学習指導要領〈平成20年3月告示〉』
 『小学校学習指導要領解説 生活編〈平成20年8月〉』(文部科学省)『幼稚園教育要領』
 資料プリントなど
 その他、参考書は随時授業内で紹介する。
5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)
 授業内で指定された参考文献、プリントを読み、講義を受けること。
 MELICや公共の図書館を利用し、講義に関連した書籍や情報を進んで調べること。
6.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 意欲的に授業、課題に取り組むこと、活発な意見交換を望む。
 授業内で配った資料は、後日配布は基本的に行わない。やむを得ず欠席した場合は、受講者にコピーさせてもらうこととする。
7.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 オリエンテーション
 生活科概論について
【第2回】
 幼児期の発達
 幼児期の発達の特徴
【第3回】
 幼児期の発達と生活
 幼児期の遊びと生活
【第4回】
 幼児期から児童期へ
 保幼小連携について
【第5回】
 児童期の発達と生活科
 生活と学び
【第6回】
 生活科新設と理念
 生活科の創設の背景
【第7回】
 生活科の目標と学習内容
 小学校学習指導要領と生活科
【第8回】
 生活科と他教科
 生活科と他教科の関係
【第9回】
 生活科の指導方法
 事例を通した授業の検討
【第10回】
 生活科の指導法と教師の役割
 支えるということとは
【第11回】
 生活科と問題解決学習
 授業作りのポイント
【第12回】
 生活科と総合的な学習の時間
 総合的な学習の時間との関連
【第13回】
 生活科の評価
 生活科の評価の在り方
【第14回】
 生活科と指導計画
 指導計画の作成
【第15回】
 これからの生活科の在り方
 生活科の課題
 ※新たな課題、問題意識などにより授業内容、順序が変更される場合がある。