Web Syllabus(講義概要)

平成24年度

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保健体育科教育法 IV 鈴木  漠
教職  2単位
【スポーツ医療】 12-1-1334-3235-08

1. 授業の内容(Course Description)
 生涯学習・生涯スポーツの意義と学校体育の役割を理解するとともに、スポーツや健康に関する政策・行政組織等について学び、学校体育を広い視野でとらえる力を習得する。また、体力・運動能力、運動部活動、特別活動など学校体育や健康等を巡る諸事項の考え方・進め方について具体的な例を通して理解を深め、専門的な指導力を高める。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 高度情報の高度化、少子高齢化等が一層進展し、生涯学習社会の実現を目指す現代社会において、健全な心身を備えた人の育成に果たす体育・スポーツの役割や重要性をはじめ、学校体育や生徒の健康を巡る課題、地域との連携等について学び、生涯スポーツ社会のよき実践者を育てるための基礎的な知識を習得する。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 授業実施回数の2/3以上の出席を前提に、①授業内課題(30%)②試験(又はレポート)(70%)で評価する。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 テキスト:①『中学校学習指導要領解説 保健体育編』(文部科学省、東山書房)
      ②『高等学校学習指導要領解説 保健体育編・体育編』(文部科学省、東山書房)
 参考書等:①『新版 体育科教育学入門』(高橋健夫・岡出美則・友添秀則・岩田靖 編著、大修館書店)
      ②『小学校学習指導要領解説 体育編』(文部科学省、東洋館出版社)
      ③『体育科教育』(月刊誌、大修館書店)
5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)
 ・文部科学省や都道府県の体育・スポーツ・健康情報、厚生労働省の健康関連情報に関心を持ち、積極的に入手すること。
 ・新聞等、体育・スポーツ関連記事等に課題意識をもって、積極的に読み込むこと。
6.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 ・学生としての基本的な受講態度を身に付けて臨むことを期待します。
 ・良き教員を目指して積極的に学習することを願っています。
7.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 オリエンテーション(シラバス概要・受講態度・成績評価方法等の説明)
【第2回】
 生涯学習・生涯スポーツの意義(文化としてのスポーツ)と保健体育科教育
【第3回】
 生涯スポーツ社会の実現と学校体育の役割
【第4回】
 学校体育とスポーツ政策(生涯スポーツ・競技スポーツ、障害者スポーツ)
【第5回】
 学校体育の推進と体育・スポーツ行政(関連法令、組織)
【第6回】
 学校の健康教育と健康行政
【第7回】
 体力・運動能力の現状と新体力テストの概要
【第8回】
 運動部活動の指導と教師の在り方
【第9回】
 特別活動(体育的行事(運動会等))の企画運営
【第10回】
 選択教科としての保健体育の進め方
【第11回】
 保健体育と「総合的な学習の時間」の活用
【第12回】
 学校体育経営と保護者・地域との連携
【第13回】
 地域スポーツ団体・指導者と学校体育
【第14回】
 保健体育科教育の課題と展望
【第15回】
 まとめと試験