| １． |
授業の内容（Course Description） |
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考古学においては、研究目的の設定後、適切な遺跡の発掘調査が必要となる。そのため、遺跡探索・踏査、地形観察、遺跡測量、発掘調査を行ない、次いで調査資料の整理・分析、検討結果の公表がなされなければならない。これらの過程では様々な実践的知識と技術が必要となる。そこで、今年度は帝京大学で継続的に調査してきた旧石器時代の新潟県荒川台遺跡の第13次発掘調査を行なうので、そこに参加し、発掘調査にかかわる知識・技術を学ぶ。
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| ２． |
授業の到達目標（Course Objectives） |
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発掘調査開始から終了までの手順を理解し、具体的発掘方法、遺物の取り上げ方法、図面作成方法、測量器具操作方法、写真撮影方法の基礎を学ぶ。また、法的手続きが必要となるので、その概要を知る。
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| ３． |
成績評価方法（Grading Policy） |
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夏期の発掘調査に約１週間参加し、発掘にかかわる具体的作業を行うことによって評価する。
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| ４． |
テキスト・参考文献（Textbooks) |
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参考書
文化庁文化財部記念物課監修 『発掘調査のてびき』 同成社
『考古学調査・研究ハンドブックス』１～３ 雄山閣
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| ５． |
授業時間外の学習《準備学習》（Assignments） |
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対象とする遺跡あるいは時代の研究概要を事前に把握し、調査後は結果に関する検討を行う。
下記の６に記述したが、実習の前後の研究会、資料整理に積極的に参加。
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| ６． |
学生への要望・その他（Class Requirements） |
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発掘実習前の説明会・研究会、および調査後の資料整理・研究会に積極的に参加することを望む。それによって、発掘にかかわる技術だけではなく、考古学における研究方法の概要を知り、法的手続きを含めた文化財マネージメントに関する知識の重要性を理解してほしい。
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| ７． |
授業の計画（Course Syllabus) |
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合宿しての集中実習であるので、以下に項目だけをあげる。
１、測量器具を使っての発掘区設定、
２、スコップ、移植コテ、竹べら、手ぼうきなどの操作とその手順
３、遺物・遺構の写真撮影
４、遺物・遺構の平面図作成（測量器具の取り扱いを含む）
５、地層断面図作成
６、遺物の取り上げ・収納（石器、樹種同定・放射性炭素年代測定用炭化物など）
７、文化財保護法に関係する諸形式の書類を検討する
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