Web Syllabus(講義概要)

平成24年度

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考古学特殊講義1A- I 阿部 朝衛
選択必修  2単位
【史】 12-1-1340-0014-08

1. 授業の内容(Course Description)
 最近の研究で考古学の研究主題に加わりつつある「子どもをめぐる考古学」に関し、研究史を中心に講義する。ヨーロッパ・アメリカでの研究の現状と日本考古学での研究を比較しながら、検討を加える。ただし、春期は1990年代までの成果を中心とする。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 「子ども考古学」の意義・背景を知り、研究過程の概略を理解する。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 出席とレポートをもとに評価する。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 参考書は、適宜、指示する。
5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)
 アナール学派の研究、フェミニズム、社会学の基礎理論にも触れるので、それらに関する基礎概念を学ぶ。具体的には、講義時に指示する。
6.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 考古学実習室などにある資料の観察を行う場合がある。
7.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 導入
【第2回】
 P・アリエスの『子どもの誕生』(1)
【第3回】
 P・アリエスの『子どもの誕生』(2)
【第4回】 
 G・リレハンメルの「子ども考古学」の研究(1)
【第5回】
 G・リレハンメルの「子ども考古学」の研究(2)
【第6回】
 G・リレハンメルの「子ども考古学」の研究(3)
【第7回】
 ヨーロッパ先史時代における技能研究と子どもの発見(1)
【第8回】
 ヨーロッパ先史時代における技能研究と子どもの発見(2)
【第9回】
 ヨーロッパ先史時代における技能研究と子どもの発見(3)
【第10回】 
 日本における「子ども学」(1)
【第11回】
 日本における「子ども学」(2)
【第12回】
 日本における「子ども考古学」(1)
【第13回】
 日本における「子ども考古学」(2)
【第14回】
 日本における「子ども考古学」(3)
【第15回】
 結論