1. |
授業の内容(Course Description) |
|
Visual Studioにより、おもにプログラミング言語C++による演習をする。プログラミング演習とは、自分でプログラムを作り自分の手でコンピュータを思いのままに動かす事である。プログラミングを通じて、コンピュータがどのような仕組みで動くか、また情報処理とは何かを学ぶ。 C++をじっくりとやる(他の言語に触れるかもしれない)。ここで、プログラミングの何たるかを知るであろう。 この期で、C++言語のほとんどすべて、Visual C++の重要な部分を学ぶ。
|
2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
|
C++言語により、コンピュータのすべてをマネジメントする能力を修得することを目標とする。
|
3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
|
プログラミングは積み上げていくものなので、出席点を評価する。具体的には、出席点40%、提出された課題40%、小テスト20%である。出席点を評価しなくても、出席の悪い受講生にはプログラミングの何たるかはわからずに終わるであろう。
|
4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
|
プリントにより授業を進める。参考文献は、適宜紹介する。
|
5. |
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
|
事前に、プリントを読んでおくこと。 授業後、プリントに書かれているプログラムをよく理解すること。
|
6. |
学生への要望・その他(Class Requirements) |
|
プログラミングには、積極的に自分で考える姿勢が重要となるので、そのような姿勢を持っている学生の受講を望む。
|
7. |
授業の計画(Course Syllabus) |
|
【第1回】 イントロダクション これからの演習のシラバス、コンピュータの成り立ちなど。 【第2回】 コンピュータの構成、プログラム言語の成り立ち、OSの構造など。 【第3回】 Visual Studioでのプロジェクトの作り方およびプロジェクトの保存の仕方。 簡単なプログラムを使ってのC++プログラムの作り方、そのプログラムのビルドの仕方。 コメント文の重要性。 【第4回】 C++でのプログラム文法の理解。特に、for文を使うプログラムの課題の作成。 【第5回】 アドレス演算子、間接演算子の説明。 【第6回】 配列とポインタの説明と種々の関数の紹介および構文の説明。 【第7回】 文字列操作関数を含むプログラム課題の作成。 【第8回】 構造体、および、そのポインタの説明。 クラスの概念。スコープ解決演算子。 クラスメンバーのアクセス制限(private、protected、public)。 【第9回】 第8回の理解のための演習問題。 【第10回】 クラスの継承、派生クラスの概念。派生クラスからの親クラスへのアクセスの仕方。 【第11回】 数学関数を使ったプログラム。特に、再帰的定義。 【第12回】 いくつかのソートプログラムの紹介とその性能の比較。 【第13回】 今までの総合問題。 【第14回】 第13回の基本的なクラスより派生クラスを作り、C++の可塑性の確認。 仮想関数の概念の理解。 【第15回】 Windowsアプリケーションの、Visual C++においての、製作をする(最終課題)。
|