Web Syllabus(講義概要)

平成24年度

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東洋文明論 II 蔡 易達
選択  2単位
【外国語】 12-1-1340-0227-10

1. 授業の内容(Course Description)
 今日まで、世界四大文明のひとつである中華文明について考える。前期に続き、文化論の視点から清末から現在まで中国の変遷の実態を解説するとともに、アジアの周辺地域へ及ぼした影響も視野に入れ、解明する。
 講義の内容に資するため、ビデオなどの映像・音声資料を使用することもある。
 教職課程の履修者に対し、教育に関する東洋の歴史及び思想の基礎を修得するため、講義内容および教材の作成に関しても指導する。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 授業内容の理解を基礎にして、東洋文明の変遷および周辺地域に与える影響の習得を目標とする。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 毎回授業後、感想文を書く。その内容と期末テストの結果により総合的に評価する。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 授業中にプリントを配布する。
5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)
 前回までの授業内容を理解していることが次回の授業を受ける前提となるので、欠席をせず、積極的に授業に参加することが勉学の第一歩である。
6.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 出席重視。また講義を聞いているだけではなく、講義の内容に関する参考文献に当たって、MELIC(Media Library Center)を活用し、調査を進めてほしい。
7.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 ガイダンス
【第2回】
 近代西洋文明の襲来
【第3回】
 東アジア国際秩序の崩壊と再構築
【第4回】
 中国近代メディアの誕生と発展
【第5回】
 洋務運動 ――「中体西用」論
【第6回】
 キリスト教の布教活動と近代教育の形成
【第7回】
 立憲運動 ―― 康有為と梁啓超
【第8回】
 社会進化論と民族意識の形成
【第9回】
 孫文と辛亥革命
【第10回】
 新文化運動と五四運動
【第11回】
 日本の大陸進出と国共内戦
【第12回】
 第二次大戦後とアジア冷戦体制
【第13回】
 中国の改革・開放
【第14回】
 アジアを考える
【第15回】
 まとめと小テスト