Web Syllabus(講義概要)

平成24年度

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西洋史特殊講義4A- II 藤本 啓助
選択必修  2単位
【史】 12-1-1340-0466-02

1. 授業の内容(Course Description)
 古代メソポタミアの歴史を概観する。5千年以上前に発明されたといわれる楔形文字の粘土板史料を読み解きながら、メソポタミア人のもたらした官僚機構、社会制度、信仰体系などについて述べる。Ⅱでは、前3千年紀から2千年紀にかけての宗教観の変遷について、政治史と絡めて説明する。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 今、私たちを悩ませている様々な社会矛盾の芽が遠い過去にさかのぼり、それがどのようにして生じたのかを理解し、自分の言葉で語れるようにすることを目標とする。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 テストとレポートの成績を総合して評価する。(受講者数により変更の可能性あり。)出席は取らないが評価は非常に厳しいので、特に就職を控えた4年生は十分検討の上受講してほしい。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 テキストは使用せず、毎回の授業で配布するプリントの中で、随時参考文献を紹介する。Ⅱについては次のものが主要な参考文献となる。
 ボテロ『最古の宗教―古代メソポタミア』法政大学出版局
5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)
 プリントで紹介された参考文献の該当箇所を熟読しておくこと。
6.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 受講生の多くは、この分野にあまりなじみがないと思われるので、できる限りわかりやすく説明するつもりである。但し、やる気も努力する気もなく、安易に単位だけ取ろうと思っている者は容赦なく落とすので、ご遠慮頂きたい。
7.
授業の計画(Course Syllabus)
 授業初日に改めて発表する。
【第1回】
 ガイダンス
【第2回】
 前3千年紀の宗教観(1)
【第3回】
 前3千年紀の宗教観(2)
【第4回】
 前2千年紀前半の宗教観(1)
【第5回】
 前2千年紀前半の宗教観(2)
【第6回】
 前2千年紀後半の宗教観
【第7回】
 呪術と祓魔
【第8回】
 単一神信仰
【第9回】
 中間テスト
【第10回】
 カナン地方の宗教
【第11回】
 エジプトの宗教
【第12回】
 エジプト・アマルナ革命とその影響(1)
【第13回】
 エジプト・アマルナ革命とその影響(2)
【第14回】
 唯一神信仰
【第15回】
 期末テスト