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授業の内容(Course Description) |
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テーマ:松平定信政権の光と影 田沼意次政権崩壊の後を受けて成立した松平定信による政権内容を実証的に検証する。松平定信は周知の如く戦前からいわゆる「寛政の改革」を主導した名君として有名であるが、その生い立ち、修業時代、政界への登場などを踏まえた上で、彼がどのような思想・考えのもとに改革政治を展開したかを見る。近年、この政権に対する研究も進み、従来の事実認定や評価とは異なった見解なども出され、その光の部分と影の部分を改めて検証・認識する必要があることを感じさせる。そうした立場から、春季・秋期一年間を通してこのテーマを扱い、その実像に迫ることが出来ればと考えている。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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松平定信政権の全体像を理解し、とくに、その1つ1つの諸政策についても専門的に理解・認識できたか。また、この授業を通して歴史(この場合日本史)の研究の仕方や史料の扱い方などをも修得できたか。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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学期末に実施するペーパーテストを中心に成績評価するが、出席率も勘案(約20%のウエイト)する。
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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テキスト:使用しない。 参考文献:渋沢栄一『楽翁公傳』(岩波書店)竹内誠『寛政改革の研究』(吉川弘文館)高澤憲治『松平定信政権と寛政改革』(清文堂)松平定信『宇下人言・ 修業録』(岩波文庫)藤田覚『松平定信』(中公新書)他。論文その他は授業中その都度紹介する。
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授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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江戸時代全般にわたる基礎的な通史を学習しておくこと。また、授業の進行に合わせた準備学習をもしておくと。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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年間を通して上記のテーマを扱うので、年間(春季・秋期)を通して履修してほしい。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 今年度授業全体のガイダンス。 【第2回】 近年の江戸時代研究の動向と傾向。 【第3回】 近年の松平定信政権研究と全体的な参考文献の紹介。 【第4回】 松平定信の人物研究をめぐって 【第5回】・【第6回】 松平定信登場以前の時代状況と政治状況 【第7回】 松平定信政権成立事情 【第8回】 松平定信政権と幕閣 【第9回】 松平定信政権と寛政の改革 【第10回】~【第14回】 松平定信政権の諸政策 【第15回】 春季授業のまとめ(期末授業時テスト)
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