Web Syllabus(講義概要)

平成24年度

ひとつ前のページへ戻る 教授名で検索

 
西洋史特殊講義1A- I 森谷 公俊
選択必修  2単位
【史】 12-1-1340-0538-07

1. 授業の内容(Course Description)
 ヘロドトスは「歴史の父」と言われ、世界史教科書にも必ず出てくる名前である。ではなぜ「歴史の父」と呼ばれるのか、彼の作品がなぜ歴史学の源流と見なされるのか。この授業では、作品を丁寧に読みながら、ヘロドトスの思想と方法を細かく検討し、歴史家ヘロドトスの特徴を明らかにしていく。同時に、古典を読むことの面白さを十分に味わってもらいたい。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 古典史料をていねいに精読し、史料解釈の基本的な方法を学ぶこと
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 出席(授業内レポート)20%、2回のミニレポート40% 授業内試験40%
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 ヘロドトス『歴史(上)』(毎回必ず持参すること)
5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)
 テキストの指定された範囲をあらかじめ読んでくること
6.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 授業内レポートの提出をもって出席点とするので、毎回休まずに出席すること
7.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 オリエンテーション
 ヘロドトスとその時代
【第2回】
 リュディア王国史
【第3回】
 クロイソスとソロンの対話
【第4回】
 前6世紀のギリシア情勢
【第5回】
 クロイソスの敗北と改心
【第6回】
 メディア王国史・キュロスの生い立ち
【第7回】
 キュロスの決起とペルシア帝国の興隆
【第8回】
 小アジアのギリシア世界
【第9回】
 都市バビロンの歴史とその陥落
【第10回】
 ペルシアとバビロニアの慣習・キュロスの最期
【第11回】
 エジプトの国土と歴史
【第12回】
 エジプトにおけるギリシア人
【第13回】
 エジプトにおけるカンビュセス王の振舞
【第14回】
 サモスの僭主ポリュクラテス
【第15回】
 前期のまとめと授業内試験