1. |
授業の内容(Course Description) |
|
ヘロドトスは「歴史の父」と言われ、世界史教科書にも必ず出てくる名前である。ではなぜ「歴史の父」と呼ばれるのか、彼の作品がなぜ歴史学の源流と見なされるのか。この授業では、作品を丁寧に読みながら、ヘロドトスの思想と方法を細かく検討し、歴史家ヘロドトスの特徴を明らかにしていく。同時に、古典を読むことの面白さを十分に味わってもらいたい。
|
2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
|
古典史料をていねいに精読し、史料解釈の基本的な方法を学ぶこと
|
3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
|
出席(授業内レポート)20%、2回のミニレポート40% 授業内試験40%
|
4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
|
ヘロドトス『歴史(上)』岩波文庫(第5回まで使用) 第6回以降はプリントを配布する
|
5. |
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
|
テキストの指定された範囲をあらかじめ読んでくること
|
6. |
学生への要望・その他(Class Requirements) |
|
授業内レポートの提出をもって出席点とするので、毎回休まずに出席すること
|
7. |
授業の計画(Course Syllabus) |
|
【第1回】 ヘロドトスに関する研究動向 【第2回】 マゴス僧の王位簒奪とカンビュセスの死 【第3回】 7人の同志の決起・ダレイオスの即位 【第4回】 ダレイオス即位の真相 【第5回】 ダレイオス1世の国制と統治 【第6回】 ペルセポリスの王宮 【第7回】 ペルシア戦争史概説 【第8回】 マラトンの会戦 【第9回】 テルモピュライの会戦 【第10回】 サラミスの海戦 【第11回】 プラタイアの会戦 【第12回】 ギリシアにおける自由の理念 【第13回】 ヘロドトスの描くペルシアの王族女性 【第14回】 ヘロドトスの思想と方法 【第15回】 後期のまとめと授業内試験
|