Web Syllabus(講義概要)

平成24年度

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民俗学研究 鈴木 敏弘
選択  2単位
【日本史・文化財学専攻】 12-1-1340-0753-05

1. 授業の内容(Course Description)
 民俗学とは、各地に伝えられている生活習慣を素材として、人々の生活の変遷を明らかにし、そこから過去の事象を探ったり、地域の生活誌を記す学問です。
 その基本となるのは、資料の収集と分析です。民俗学を学ぶことの第一歩は、聞き取り調査です。ヨーロッパ民俗学、とくにドイツでは、ライフヒストリー研究が盛んに行われています。受講者の皆さんには、祖父母・父母・近所の方などから聞き取りをしてもらい、ライフヒストリーの研究方法を学んでもらいたいと思います。
 また、都市民俗を考えるために、江戸時代の地誌をテキストにして、伝説を考えてみたいと思います。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 聞き取り調査をおこなって、発表できること。
 発表した内容を、きちんとまとめることができること。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 出席・報告・試験をもとに総合的に評価します。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 『江戸名所図絵』
5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)
 祖父母・父母・近所の方などから聞き取りをする。
 聞き取りする内容について、文献で確認する。
6.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 この講義では、自分で学ぶことを目標としています。したがって、自分で調べる、報告をする、という積極的な姿勢を望みます。
7.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 ガイダンス
【第2回】
 民俗学とは何か
【第3回】
 民俗学の対象
【第4回】
 民俗学と歴史学
【第5回】
 民俗資料の検討 ①
【第6回】
 民俗資料の検討 ②
【第7回】
 民俗資料の検討 ③
【第8回】
 民俗資料の検討 ④
【第9回】
 民俗調査の検討 ⑤
【第10回】
 民俗調査の方法 ①
【第11回】
 民俗調査の方法 ②
【第12回】
 民俗調査の方法 ③
【第13回】
 民俗調査の方法 ④
【第14回】
 民俗調査の方法 ⑤
【第15回】
 まとめ・試験