Web Syllabus(講義概要)

平成24年度

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西洋史特殊講義5A- II 紀平 英作
選択必修  2単位
【史】 12-1-1340-2705-09

1. 授業の内容(Course Description)
 ヨーロッパの近代史を、16世紀における主権国家体制の成立からはじめ、西欧の海外進出、各国間の対立と競争、市民革命に至る政治変動、その後の国民国家への潮流を中心に、20世紀前半まで講義する。同時期の世界史にも触れて、ヨーロッパ近現代の展開と世界との関連を考える。後期のⅡでは、フランス革命後から19世紀のヨーロッパの政治社会変容を詳述すること、あわせて第1次世界大戦の経過と意義を論述する。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 近代ヨーロッパの成立過程をふまえて、19世紀ヨーロッパを論じ、さらに第1次世界大戦の意義を論じることでから19世紀、20世紀世界史についての幅広い理解を目指す。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 学期末に、授業内容に関する試験を行い、成績評価の基本とします。出席状況も重視します。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 参考文献:オットー・ダン『ドイツ国民とナショナリズム、1770-1990』名古屋大学出版会、1999年
      ジェフリー・エリス『ナポレオン帝国』岩波書店、2008年
      平田雅博『イギリス帝国と世界システム』晃洋書房、2000年
5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)
 授業中に適宜指示する。
6.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 講義を聞くだけでなく、授業中に紹介された研究書や、自分でみつけた講義内容に関連する文献を読み、自発的に勉強を進めることを期待します。
7.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】~【第3回】
 「ナポレオンの大陸支配とその崩壊が意味したもの」
【第4回】・【第5回】
 「19世紀のイギリス政治と社会」
【第6回】~【第9回】
 「19世紀フランスとドイツの変容」
【第10回】~【第12回】
 「19世紀周辺の変容―東欧そしてアジア」
【第13回】・【第14回】
 「第一次世界大戦と勃発とその経緯」
【第15回】
 まとめと試験を行う。