1. |
授業の内容(Course Description) |
|
この講義では、日本史における古代~現代までの、時代を生きた女性の姿を、政治・家族・経済・労働・文化などの視点から探っていきます。講義は、以下の点を重視して進めます。 ①女性の姿を探ることで、それぞれの時代における男性のあり方や男女の関係も見えてきます。この講義では、そのようなジェンダーの視座から女性史を考えていきます。 ②古代、中世、近世、近・現代のそれぞれの社会の特徴を理解しながら、生き生きとした女性の姿を探っていきます。 ③男女がともに人間らしく生きることができる社会とはどのような社会なのでしょうか。この課題へのヒントを発見できる授業をめざします。 講義では、毎回資料プリントを配布し、これに沿って講義を行います。本講義が、受講者のみなさんの現代社会を見る眼を養う一助となってほしいと願っています。
|
2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
|
①近世~現代までの女性の姿を、政治・家族・経済・労働・文化などの視点から理解する。 ②時代ごとの社会の特徴をおさえ、それと関連づけながら女性の実像を理解する。 ③歴史のなかの男女の姿を知り、現代の男女のあり方について問題意識を深める。
|
3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
|
出席(20%)、中間試験(40%)、期末試験(40%)を総合して評価する。
|
4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
|
教 科 書:総合女性史研究会編『時代を生きた女たち』朝日新聞出版、2010 参考文献:総合女性史研究会編『史料にみる日本女性のあゆみ』吉川弘文館、2000
|
5. |
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
|
予習課題を課すことがある。
|
6. |
学生への要望・その他(Class Requirements) |
|
新聞やテレビ、身近な生活のなかでの男女のあり方に関心をもちながら受講してください。また、随時、感想・質問を提出してもらうので、積極的に授業に参加してください。
|
7. |
授業の計画(Course Syllabus) |
|
【第1回】~【第6回】 近世 【第7回】 中間試験 【第8回】~【第13回】 近・現代 【第14回】 期末試験 【第15回】 解答返却と解説 受講者の理解度や関心に応じて、時間配分を変更することがある。
|