Web Syllabus(講義概要)

平成24年度

ひとつ前のページへ戻る 教授名で検索

 
日本史演習2A- I 木村 茂光
選択必修  2単位
【史】 12-1-1340-3222-07

1. 授業の内容(Course Description)
 日本の中世社会の基本的な構造を理解するために、それに関する基本的な文献を講読する。
 受講者は、テキストの中から関心のあるテーマを選び、各回順番に「内容報告」「基本史料」「疑問点・問題点」について報告する。
 発表者以外の受講者は、テキストの内容、報告の内容および提出された「疑問点・問題点」に関して質問・討論を行う。
 報告・討論終了後、教師がまとめと報告・討論についての概評を行う。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 日本の中世社会の基本的な構造を理解する。
 論文のレジュメの作り方、報告の仕方、討論のやり方など、研究するための基本的な手立てを習得する。
 報告者の報告内容を正しく理解し、自分の意見を的確に発表できる能力を身につける。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 演習であることを鑑み、発表者は、論文のまとめ方、報告の内容、問題点・疑問点の内容、など、論文の理解度を評価する。発表者以外の受講者は、報告を聞いている時の態度、討論における発言の頻度・内容について評価する。
 2回行う「まとめのテスト」の結果を加味する。
 講義の最後に行う「個人報告」の内容を加味する。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 テキスト:木村茂光著『中世社会の成り立ち』(吉川弘文館)を使用する。
 参考文献:その都度紹介する。
5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)
 予習をしっかり行い、報告者は正確な内容の報告を行えるよう準備すること。
 報告者以外の受講者は、内容に沿った質問・発言ができるよう準備すること。
6.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 日本中世史について関心をもっていること。
 日本中世史を専攻しようとする学生は必ず受講すること。
 本講義と密接に関連する「日本史演習2A-Ⅱ」も受講することが望ましい。
7.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 演習の内容、演習の進め方などのガイダンスを行う。
 報告の担当と順番を決定する。
【第2回】
 教師が、現在における日本中世史研究の現状と問題点について講義する。
【第3回】
 「第1章 武士の職能と身分」の発表と討論
【第4回】
 「第2章 信仰と寺社勢力」の発表と討論
【第5回】
 「第3章 中世百姓の成立」の発表と討論
【第6回】
 「第4章 イエと女性」の発表と討論
【第7回】
  まとめとテスト
【第8回】
 「第5章 都市と分業」の発表と討論
【第9回】
 「第6章 荘園と村落」の発表と討論
【第10回】
 「第7章 一揆の作法」の発表と討論
【第11回】
 「第8章 中世日本の北と南」の発表と討論
【第12回】
 まとめとテスト
【第13回】
 テキストを読んで、関心をもったテーマに関する個人報告①
【第14回】
 テキストを読んで、関心をもったテーマに関する個人報告②
【第15回】
 テキストを読んで、関心をもったテーマに関する個人報告③