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授業の内容(Course Description) |
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日本の歴史を各国の歴史と比較すると、周囲からの影響をあまり受けることなく発展した傾向があるが、しかしその影響は決して小さくなかった。それだけに、一方で東アジアという大枠を押さえ、他方で日本国内での流れを押さえることができれば、立体的かつ躍動的な日本史が構成できるのではないかと考えられる。またこうした方法により、日本史の特徴がより鮮明に浮き立たせることも期待できる。 本講義では、日本に影響を与えた東アジアの動向に留意しつつ、日本史の固有な発展、特異な性格にも目を向けて、日本史の骨格をしっかり習得したい。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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日本史の基本事項の習得、 各時代の流れと日本史全体の流れ、 同時代の東アジアの情勢 の三つを把握することに主眼を置く。
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成績評価方法(Grading Policy) |
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基本事項の習得を促すために、定期的に小テストを行う(50点)。 仕上げのために学期末に試験を実施し(50点)、総合して評価する。
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4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
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テキストは使用せず、毎回講義内容をまとめたレジメ、資料を配付する。
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授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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レジメをノートに書き写し、勉強成果をメモ様式でノートに書き込んでもらいたい。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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日本史に関係する活字図書を沢山読んでもらいたい。 日本史漫画は、断定的に書いてあるので勧めない。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 オリエンテーリング、東アジア世界の形成 【第2回】 古代国家の成立 【第3回】 唐王朝の成立と律令国家の形成 【第4回】 摂関政治と荘園制 【第5回】 武家社会の成立と展開 【第6回】 宋・元・明王朝と中世社会の発展と展開 【第7回】 室町文化の形成と地方社会 【第8回】 大航海時代と東アジア世界の変動 【第9回】 織豊政権の興亡と社会の発展 【第10回】 徳川政権の樹立と鎖国 【第11回】 幕藩体制と江戸文化の形成 【第12回】 武家社会の成熟と諸藩の文化 【第13回】 幕藩体制の動揺と欧米勢力の来航 【第14回】 開国と幕藩体制の崩壊 【第15回】 武家文化の新時代への継承
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