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授業の内容(Course Description) |
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戦前の軍人には伝記が存在する例が多い。自序伝も加えるとかなりの数になる。戦後に活躍した人物の伝記が非常に少ないことと比較すると、伝記編纂は戦前の文化の一つの特徴であるといえよう。 講義では、軍人の伝記を資料源に、主人公の象徴的事績と関連づけながら、その足跡と歴史的役割を論じたい。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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人物を通して時代を見る、歴史を見ることができること、歴史には人間の温もりがあることを学んでほしい。 歴史的人物の名前と事績を知り、関係した諸事件とのつながりについて考えることで、歴史を多面的に眺める必要性を理解する。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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レポート発表ができれば、それを成績の80%とし、残りは出席回数、提出レポートで評価する。 発表ができない場合、レポート提出、出席数等により評価する。
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4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
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講義で取り上げた人物については伝記が存在するが、新刊本はほとんどない。詳しく知りたい場合には、古書になった伝記を参照することを勧めるが、ない場合には、『日本海軍史』の奉職履歴編、『日本陸海軍総合事典』等を利用してほしい。
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5. |
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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授業において適宜に指示を出す。 全国的に流通しなかった伝記もあるので、自ら新しい資料を探すつもりで関係資料を収集してほしい。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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本講義で取り上げる人物は限られている。これ以外の人物の伝記に興味があれば、レポートにまとめて発表してほしい。 また私家版で頒布された伝記もあるので、そうした伝記について紹介してほしい。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 誰を取り上げるか 【第2回】 赤柴八重蔵と陸軍士官学校 【第3回】 赤柴八重蔵と本土決戦 【第4回】 寺内寿一と現役武官制 【第5回】 寺内寿一と南方軍の戦い 【第6回】 山本五十六と三国同盟 【第7回】 山本五十六と連合艦隊 【第8回】 山下奉文とマレー作戦 【第9回】 山下奉文と東條英機 【第10回】 今村均と自給自足 【第11回】 草鹿仁一とラバウル海軍航空隊 【第12回】 安達二十三とニューギニア戦 Ⅰ 【第13回】 安達二十三とニューギニア戦 Ⅱ 【第14回】 安達二十三とラバウル裁判 【第15回】 まとめ
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