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授業の内容(Course Description) |
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温室効果ガスの排出や異常気象の増加、ゴミ処分場の不足、森林や野生動物の減少、海洋の汚染といった環境問題は21世紀の大きな課題である。これらに加え、昨年は原子力発電や放射能汚染によるリスクも顕在化した。これらの問題は、現代の便利で快適な生活を支える電化製品や自動車、コンビニエンスストア、安価な工業製品の利用、海外からの肉や魚あるいは家畜の飼料の輸入などと表裏一体の関係にある。 社会学演習Ⅰではこうした環境問題のメカニズムを学ぶ一方で、解決策を模索することを試みる。関心のある問題について解決策のアイディアを出し合い、KJ法という方法を用いて実行可能な行動計画にまとめてみる。これらの作業を通じて、現代の大問題である環境問題についての理解を深めるとともに、問題解決の方法を自力で考える力を身につけていきたい。
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授業の到達目標(Course Objectives) |
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KJ法を用いて情報やアイディアをまとめることができるようになる。
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成績評価方法(Grading Policy) |
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授業への出席を50%、KJ図解と実行計画案の作成を50%として評価する。ただし8割以上の出席がない場合は不合格とする。
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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川喜田二郎『発想法』(中公新書)
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授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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環境問題を扱った新聞記事になるべく目を通すようにしましょう。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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指示を待つのではなく、進んで行動できるようになりましょう。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 KJ法の説明と簡単な演習 【第2回】 ブレーンストーミングとKJ図解作成練習1 【第3回】 ブレーンストーミングとKJ図解作成練習2 【第4回】 テーマ投票とグループ編成 【第5回】 テーマについて調査 【第6回】 テーマについてのKJ図解作成 【第7回】 実行計画についてブレーンストーミング 【第8回】 実行計画についてKJ図解作成 【第9回】 実行計画案作成 【第10回】~【第13回】 実行計画案発表と質疑応答 【第14回】 質疑を反映した改良点の発表 【第15回】 実行計画案の投票、秋期実行案の決定
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