Web Syllabus(講義概要)

平成24年度

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社会学演習 I 神山 英紀
必修  2単位
【社会】 12-1-1350-0156-02

1. 授業の内容(Course Description)
 「ゼミ」ですから、学生どうしで自由に知的に話しあえる「場」をつくることを何より優先しようと思い、テキストとして次を選びました。『喪男(もだん)の社会学』は、「社会学って何ですか?」から始まり、「男と女、その不思議について」・「コギャルブームと日本型社会のほころび」・「ロストジェネレーション問題の正体」などの章が並びます。社会学全般とくに我われの同時代の社会現象への関心を深めるのに役立ちます。
 「自由に知的に話し合う」というのは、初めからそれを意図的にしようとすると、なかなか逆に、あまり上手くゆかないことが、これまでの経験から分かっています。緊張してしまうのでしょう。そこで、まずは、三々五々に集まって、これらの本に関するレポートを書く、プレゼンテーション用の資料を作るといった具体的な作業を協力して行うなかで、そういった場をつくってゆきたいと思います。
 前期の後半(あるいは後期の最初)は、我われの生活に身近な地域政策や社会運動について考えてゆきたいと思います。そのきっかけとなるような本を読んだり、社会で活躍されている方を招きお話をきく、ということをしてみたいと思います。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 社会現象や社会規範に関し、既存の資料を収集・整理したうえで、自分自身の頭で考え抜き、それを的確に表現できるようになること。他者との会話のなかで、レポート等の文章表現において、PCを用いたプレゼンテーションのなかで、自分の考えを伝えることができるようになること。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 出席状況と受講態度で70%、報告や課題提出の内容で20%、その他議論への貢献などで10%を目安に評価する予定。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 カラスヤサトシ 千田有紀 『喪男(もだん)の社会学入門』講談社
5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)
 テキストとなる本は授業の進行に並行して熟読してゆかなくてはなりません。
6.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 まずは出席しなくては、はじまりません。リラックスして楽しく、しかし、要所要所で緊張感を持つことは忘れず、元気よく勉強しましょう。
7.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 テキストについての説明、自己紹介など。
【第2回】
 授業の進め方や履修者がすべきことの説明。
【第3回】~【第14回】
 プレゼンテーション資料等の作成とプレゼンテーション
【第15回】
 授業のまとめ