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授業の内容(Course Description) |
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後期は、4、5人で1チームとして4つほどのチームをつくり、これらチーム間で「ディベート」を行うことを予定しています。「ディベート」は、たんなる賛否をめぐる議論ではなく、分刻みで役割を交代しつつ厳密な形式にそって進められる試合形式の討論です。ですから、まずは、テキストでそのやり方を十分に学ぶ必要があります。そして、各チームで、事前に、十分に準備をしておく必要があります。 「ディベート」のテーマ(「論題」といいます)は、前期での学習を活かせるものを取り上げたいと思いますが、サンデルの『ハーバード白熱教室講義録(上)』も参考になると思います。この本の目次には「命に値段はつけられるのか」・「富は誰のもの?」・「なぜ人を使ってはならないのか」・「イチローの年棒は高すぎる?」などの見出しがあります。 これと並行してビブリオ・バトル(人に薦めたい本を皆の前で書評する書評合戦)も行う予定です。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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社会現象や社会規範に関し、既存の資料を収集・整理したうえで、自分自身の頭で考え抜き、それを的確に表現できるようになること。他者との会話のなかで、レポート等の文章表現において、PCを用いたプレゼンテーションのなかで、自分の考えを伝えることができるようになること。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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出席状況と受講態度で70%、報告や課題提出の内容で20%、その他議論への貢献などで10%を目安に評価する予定。
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4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
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西部 直樹『はじめてのディベート 聴く・話す・考える力を身につける―しくみから試合の模擬練習まで』あさ出版 マイケル・サンデル『ハーバード白熱教室講義録(上)』早川書房
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5. |
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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テキストとなる本は授業の進行に並行して熟読してゆかなくてはなりません。
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6. |
学生への要望・その他(Class Requirements) |
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まずは出席しなくては、はじまりません。リラックスして楽しく、しかし、要所要所で緊張感を持つことは忘れず、元気よく勉強しましょう。
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7. |
授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 授業の進め方や履修者がすべきことの説明。 【第2回】~【第5回】 ディベートについて学ぶ・ビブリオバトル 【第6回】~【第9回】 ディベートの準備・ビブリオバトル 【第10回】~【第14回】 ディベート 【第15回】 授業のまとめ
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