1. |
授業の内容(Course Description) |
|
本実習は、社会調査法や社会統計学などで学んだ知識・技術を、実際に社会調査を行うことを通じて体得することを目的とする。 まず、社会調査法の基礎を復習してから、受講者自身の問題関心に応じた調査テーマを構想していくつかの班を作る。具体的な作業は班単位で行うことになる。社会調査のプロセスのうち、社会調査実習 I では仮説の構成と調査票の作成を中心に行い、IIでは、サンプリングについて学び、調査の実施、統計ソフトSPSSによるデータの集計・分析、報告書の作成を行う。 ●原則として春期に社会調査実習 I (担当教員・曜日時限も同じ)の単位を取得した学生のみ履修を認める●
|
2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
|
調査の企画から報告書の作成までにまたがる社会調査の全過程をひととおり実習を通じて体験的に学習するなかで、調査の企画・仮説構成・調査項目の設定・質問文・調査票の作成・対象者・地域の選定・サンプリング・調査の実施(調査票の配布・回収、面接)・集計・分析・仮説検証・報告書の作成について理解し、また、実際にアプリケーション・ソフトを利用した量的データの統計的分析に習熟すること。
|
3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
|
課題提出30%程度、出席状況・参加態度等の平常点70%程度の割合で評価する予定。
|
4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
|
飽戸 弘『社会調査ハンドブック』(日本経済新聞社)
|
5. |
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
|
皆で進めてゆく実習の授業ですから、進度を合わせてゆくためにも、授業時間外の作業は欠かせません。
|
6. |
学生への要望・その他(Class Requirements) |
|
社会調査実習 I で行った作業の続きです。自分が作成した質問への回答を分析するのは楽しいものです。 I と同様、毎回出席し、周囲の人々と協調しながら、積極的に作業を行いましょう。 ●原則として春期に社会調査実習 I (担当教員・曜日時限も同じ)の単位を取得した学生のみ履修を認める●
|
7. |
授業の計画(Course Syllabus) |
|
【第1回】 サンプリング 【第2回】 調査の実施(1) 配票/面接 【第3回】 調査の実施(2) 配票/面接 【第4回】 調査の実施(3) 回収と点検 【第5回】 調査の実施(4) 回収と点検 【第6回】 エディティングとコーディング 【第7回】 データの入力(1) 【第8回】 データの入力(2) 【第9回】 データ・クリーニング 【第10回】 単純集計表の作成 【第11回】 分析と仮説検証(1) 【第12回】 分析と仮説検証(2) 【第13回】 報告書の作成(1) 【第14回】 報告書の作成(2) 【第15回】 発表会
|