Web Syllabus(講義概要)

平成24年度

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政治社会学 II 岩瀬 庸理
選択  2単位
【社会】 12-1-1350-0693-09

1. 授業の内容(Course Description)
 本講義では、社会学の理論と方法を用いて「市民社会」と「政治社会」との相互関係を理解し、説明するための基礎的概念と理論を習得します。現代の政治社会学は、政治制度ではなく政治行動の分析に焦点をおきます。秋学期の講義の中心テーマは現代日本の権力構造とイデオロギーの特徴を比較社会学的に論じることです。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 「政治社会」と「市民社会」の相互関係を理解し、政治過程の社会的基盤を説明するための理論と概念の獲得を目指します。
 具体的な社会問題を取り上げながら、社会学的説明力の有効性を学び、また、参加行動の理解を深めます。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 平常点(30%) 必要に応じてリアクション・ペーパーを使います。
 試験またはレポート(70%)
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 参考書:S.M.リプセット『政治のなかの人間』(創元新社)
 その他の参考文献は教室で適宜指示します。
5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)
 指定した参考文献を事前に読んでおくこと
6.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 きちんとノートをとること。
7.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 政治社会学について
【第2回】
 政治社会学の対象と方法
【第3回】
 権力とイデオロギー
【第4回】
 大衆社会の権力構造(1)
【第5回】
 大衆社会の権力構造(2)
【第6回】
 現代日本の権力構造(1)
【第7回】
 現代日本の権力構造(2)
【第8回】
 地域権力構造
【第9回】
 イデオロギーの構造と機能
【第10回】
 イデオロギーの終焉
【第11回】
 保革イデオロギーの成立と変容(Ⅰ)
【第12回】
 保革イデオロギーの成立と変容(Ⅱ)
【第13回】
 ナショナリズムとエスニシティ
【第14回】
 ナショナリズムと愛国心
【第15回】
 まとめと試験