Web Syllabus(講義概要)

平成24年度

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社会学 I 藤本 龍児
2群  2単位
【二群】 12-1-1350-3249-01

1. 授業の内容(Course Description)
 あなたは、人間は猿から進化してきた、ということを信じていますか?
 日本人の多くは、ダーウィンが唱えた進化論を、当然のこととして信じています。
 ところがアメリカ人で一般的な進化論を信じているのは、およそ25%ほどしかいません。
 アメリカは近代日本、とくに戦後日本と深いつながりをもった国でした。
 しかし実のところアメリカには、日本人からすれば驚くべき側面があることが少なくありません。
 日本とアメリカには、社会構造だけでなく、それを支える世界観や思想に大きな違いがあるのです。
 この講義では、社会学的な観点からアメリカについて考えていきます。
 社会的事件や社会問題だけでなく、社会思想までを含めて論じます。
 アメリカを社会学的に、さらには文明論的に理解するのが目的です。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 アメリカ社会を、政治、経済、文化など、多角的にイメージできるようになること。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 ・原則として8割以上の出席を前提とする。
 ・適宜おこなう感想文の提出を必須とする。
 ・試験において講義内容とテキストにかんする理解度を問う。
 ・以上に授業態度をくわえ、総合的に判断する。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 藤本龍児『アメリカの公共宗教:多元社会における精神性』NTT出版、2009年。
5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)
 この講義には、特別な前提知識は必要ありません。
 しかし内容を理解するには、自分の経験と合わせて考えることが重要になります。
 講義中はもちろん、日常生活のなかでも、実体験と合わせて考えてみるようにしてください。
6.
学生への要望・その他(Class Requirements)
7.
授業の計画(Course Syllabus)
 講義は以下のような内容を計画しています。
 ただし、受講者の理解や関心に応じて柔軟に改変していきます。
【第1回】
 はじめに
【第2回】
 ネオリベラリズム
【第3回】
 金ぴか時代
【第4回】
 進化論
【第5回】
 ニューディール
【第6回】
 個人主義
【第7回】
 ナルシシズム
【第8回】
 反共主義
【第9回】
 ヴェトナム戦争
【第10回】
 共同体主義
【第11回】
 ゲイティッド・コミュニティ
【第12回】
 共和主義
【第13回】
 トクヴィル
【第14回】
 公共性
【第15回】
 おわりに