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授業の内容(Course Description) |
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あなたは「宗教」を信じていますか? 多くの日本人は「宗教」を信じていない、と答えます。 そればかりか「宗教」についてはマイナスイメージを持つ人が少なくありません。 ところで、あなたは「おみくじ」をひいたり「占い」をしたりしたことはありませんか? あるいは「初詣」に行ったり「クリスマス」を祝ったりしたことはないでしょうか? もしかしたら「初日の出」を拝んだり「神仏」に願(がん)をかけたりしたことがあるかもしれません。 それら、多くの日本人がおこなっていることと「宗教」は何が違うのでしょうか? 少なくとも日本人は、そこに違いがあると思っており、およそ次のように考えているようです。 それらは、いわゆる「宗教」とは違い、せいぜい「宗教的なもの」に過ぎない、と。 この講義では、宗教学Ⅰに続けて、そのような「宗教」と「宗教的なもの」の違いについて考えます。
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授業の到達目標(Course Objectives) |
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「宗教」と「宗教的なもの」の違いについて、自分なりにイメージできるようになる。
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成績評価方法(Grading Policy) |
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・原則として8割以上の出席を前提とする。 ・適宜おこなう感想文の提出を必須とする。 ・試験において講義内容とテキストにかんする理解度を問う。 ・以上に授業態度をくわえ、総合的に判断する。
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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藤本龍児『アメリカの公共宗教:多元社会における精神性』NTT出版、2009年。
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授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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この講義には、特別な前提知識は必要ありません。 しかし内容を理解するには、自分の経験と合わせて考えることが重要になります。 講義中はもちろん、日常生活のなかでも、実体験と合わせて考えてみるようにしてください。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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授業の計画(Course Syllabus) |
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講義は以下のような内容を計画しています。 ただし、受講者の理解や関心に応じて柔軟に改変していきます。 【第1回】 はじめに 【第2回】 欧米の新宗教 【第3回】 日本の新宗教① 【第4回】 日本の新宗教② 【第5回】 自分探しと自己啓発セミナー 【第6回】 カルト問題 【第7回】 オウム真理教① 【第8回】 オウム真理教② 【第9回】 オウム真理教③ 【第10回】 宗教教育 【第11回】 自然災害と慰霊 【第12回】 戦没者の慰霊 【第13回】 靖国問題 【第14回】 歴史と宗教 【第15回】 おわりに
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