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授業の内容(Course Description) |
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個人に一生があるように、家族にも一生がある。「結婚」と同時に誕生した、ひと組の夫婦による家族は、子どもの誕生やその成長とともに拡大していくが、子どもの自立や高齢化とともに縮小に転じ、やがてはメンバーの死により役目を終えていく。この授業では、これら一連の「家族のライフサイクル」を、その段階毎の特徴を理解すると同時に、その段階に生じる様々な問題や課題(世代間や夫婦間の葛藤、非行などの子どもの逸脱行為やその解決方法など)について、ディスカッションを通して、解決方法を考えていく。テキストの輪読の他、新聞等の中の最新の家族問題についても触れる機会を持つ。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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家族に関する基礎的な文献・資料の検索方法、発表の仕方、ディスカッションの仕方、レポートのまとめ方を習得することを目標とする。特にディスカッションでは、自分の意見をわかりやすく表明したり、他者の考えに耳を傾け、集団の中での意見を調整する能力を磨いていく。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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理由なく3分の1以上欠席した者には単位を与えない。3回の遅刻は欠席1日とみなす。 出席状況40% 発表とレジュメ25% 新聞雑誌発表15% 記述式ミニテスト20%
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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テキスト:瓜生 武『家族関係学入門』日本評論社 2004 参考文献:適宜紹介する。
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授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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日常的に新聞等を読む機会を持ち、掲載されている家族問題に関する記事について、自分なりの考えを持つこと。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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テキストを必ず読んで出席し、自己の疑問や考えを積極的に発言すること。
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7. |
授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 授業の進め方についてのオリエンテーション。 【第2回】~【第14回】 テキスト「家族関係学入門」の以下の章を分担して、発表とディスカッションを行う。またテキストの他に、その章に関する新聞等の記事を各自が紹介し、ディスカッションを行う回も持つ。 第1章 人の成長と家族―家族をとらえる視点 第2章 結婚―自分たちの家族の形成 第3章 夫婦―この多様な関係 第4章 子どもの誕生―乳児、この不思議な存在 発表者は、指定されたテーマについてテキストの要旨を紹介するだけでなく、積極的に資料(事例も含む)を収集して、その内容と検討事項を発表に含めること。 【第15回】 まとめ
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