Web Syllabus(講義概要)

平成24年度

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心理学基礎文献研究 I 高田 孝二
必修  2単位
【心理】 12-1-1360-0320-03

1. 授業の内容(Course Description)
 こころのはたらきの源泉は脳内の神経機構にあります。精神科領域の疾病治療に用いられるものを含め、様々な薬物がこの神経機構やそのはたらきを修飾することはよく知られており、このような薬物効果を通して行動のメカニズムを探る心理学の分野は行動薬理学と呼ばれます。ここでは行動薬理学の基本的文献を抄読し、くすりがどのように行動を変化させるのか、またその変化の背景にある脳内神経機構の変化から、こころのはたらきを探るとともに、この分野の基礎的知識と技法を学びます。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 くすりの作用を通してみたこころのはたらきや、行動薬理学の基本的方法論・知識を学ぶことを目指します。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 出席状況(発表・質疑を含む;70%)、最終レポート(30%)で評価します。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 適宜指定・配布
5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)
 テキストは自分の担当以外でも通読し、質問を用意しておくこと。自分の身の回りにある「薬物」(アルコール、たばこ、コーヒー、風邪薬・・)がこころのはたらきにどのような影響を与えているのかを観察し、授業内容をフィードバックしつつ、そのしくみを考察してください。
6.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 抄読・発表は「朗読」ではありません。事前にテキストを精読し、わからない用語を調べ、関連文献をあたるなど十分な準備をしてください。発表ではテキストの内容をかいつまんで紹介するとともに、用語の解説や自分の考えを述べて皆の理解をうながすよう工夫してください。発表者以外の履修者にも同様に積極的な参加を期待します。
7.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 イントロダクション(ガイダンス、授業内容の紹介、発表割り当て)
【第2回】~【第14回】
 文献の抄読と討論
【第15回】
 まとめ