Web Syllabus(講義概要)

平成24年度

ひとつ前のページへ戻る 教授名で検索

 
パーソナリティと臨床 毛利 伊吹
選択  2単位
【心理】 12-1-1360-0532-01

1. 授業の内容(Course Description)
 心理相談や援助に先立って、対象となる人はどのようなことを希望しているのか、また、その人のパーソナリティや、その人が置かれている環境はどのようなものなのか等を理解することが重要です。その上で、適切な援助方法が検討されます。では、臨床心理士は、パーソナリティをどのように理解しようとしているのでしょうか。パーソナリティは、悩みとどのように関わっているのでしょうか。そして、パーソナリティ理論と心理療法はどのような関係にあるのでしょうか。
 この授業では、主として臨床心理学の視点からパーソナリティについて学びます。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 心理援助におけるパーソナリティ理解の重要性について知ること。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 学期末に試験(持ち込み不可)を実施する。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 参考文献(購入を義務付けるものではありません):
  馬場 禮子 2003『臨床心理学概説』放送大学教育振興会
  榎本 博明 1998『「自己」の心理学―自分探しへの誘い』サイエンス社
  小此木 啓吾(編)、馬場 謙一(編)1977『フロイト精神分析入門(有斐閣新書)』有斐閣
  佐治 守夫(編)、飯長 喜一郎(編)1983『ロジャーズ クライエント中心療法(有斐閣新書)』有斐閣
  鈴木 乙史・佐々木 正宏 2006『人格心理学―パーソナリティと心の構造』河出書房新社
  詫摩 武俊 他 2003『性格心理学への招待[改訂版]』サイエンス社
  丹野 義彦 2003『性格の心理―ビッグファイブと臨床からみたパーソナリティ』サイエンス社
5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)
 人格心理学概論を受講していない人は、人格心理学概論の参考文献に挙げた①~⑥のいずれかを、少なくとも1冊は読み、パーソナリティの基礎について学んでおくこと。
6.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 私語など他の受講者の妨げとなる行為は慎んでください。
 授業に関連したアンケート調査の実施を行うことがあります。
 授業の計画は進行状況等に応じて変更する場合があります。
7.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 イントロダクション
【第2回】
 臨床心理士の仕事①
【第3回】
 臨床心理士の仕事②
【第4回】
 心理アセスメント①
【第5回】
 心理アセスメント②
【第6回】
 クライエント中心療法の視点①
【第7回】
 クライエント中心療法の視点②
【第8回】
 精神分析の視点①
【第9回】
 精神分析の視点②
【第10回】
 認知療法の視点
【第11回】
 自己①
【第12回】
 自己②
【第13回】
 自己③
【第14回】
 予備日
【第15回】
 未定