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授業の内容(Course Description) |
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大学(=教育組織)を卒業されたあと、みなさんのほとんどは、企業(=経営組織)に職を得て働き出すわけでしょう。入社のその当初は右も左も判らず、眼前の仕事に慣れてゆくことに精一杯でしょうが、次第に企業人(ビジネス・パーソン)として成長されてゆき、当該企業の経営活動にも参画されていくわけです。 …と、こう記しましたが、「企業」って何でしょう? たとえば、「役所」(=行政組織)とどこがどのようにちがいますか? また、「経営」ってどういうことでしょ? 経営者/経営管理と言いますが、それらは、労働者/労務管理とどのようにちがうのでしょうか? 以上のような問い掛けのその意味がよーくワカっていただけるような、そういう授業を、努力して、展開していきます。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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「経営科学」(Management Sciences)の基礎学である「経営心理学」(Managerial Psychology)の何たるか――その役割と使命――、そして、その企業組織運営への応用展開の実際をカチッと理解して欲しい!
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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平常点で50%、レポートが30%、最終試験が20%で評価します。
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4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
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授業の進展に応じ、その都度、関連の参考図書をば案内・紹介します。とりあえずは、①大沢武志『経営者の条件』(岩波新書)と②田尾雅夫『成功の技法―起業家の組織心理学―』の二書を紹介しておきます。
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5. |
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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毎回、「次の回で講義する事項に関連した資料」(プリント)を配布するはずです。で、それをよく眺めて/読んで授業へと出席されて下さい。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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この授業は、「産業労働心理学」、「組織心理学」と相即不離の関係にあります。で、頑張って、これら2科目も併せて履修されて下さい。元気いっぱい夢いっぱいの学生諸君の履修を歓迎。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 「企業」ってなに? 【第2回】 「組織」としての企業 【第3回】 「職場」としての企業 【第4回】 新人の募集と選抜 【第5回】 教育訓練と能力開発 【第6回】 職務遂行の査定と評価 【第7回】 昇進と昇格 【第8回】 経営活動への参画 【第9回】 企業組織におけるリーダーシップ 【第10回】 企業組織におけるコンフリクト解消 【第11回】 企業活動の刷新と変革 【第12回】 経営者の育成と選抜 【第13回】 海外における企業経営 【第14回】 「企業」とは何であるべきか? 【第15回】 「経営者」の役割と使命
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