Web Syllabus(講義概要)

平成24年度

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産業労働心理学 南  隆男
選択  2単位
【スポーツ医療】 12-1-1360-1871-02

1. 授業の内容(Course Description)
 「ニート」という言葉を聞いたことがありますか? 「パラサイト・シングル」という言葉はどうですか? あるいは、「ヒモ」なんて言葉は? あるいは、「色男、金と力はなかりけり」との諺は?
 この授業では、「われわれが『働き』ながら『生きてゆく』こととの接点での心理学」を講義します。しかし、私自身もそうだったですが、“アルバイト”の経験はあっても“社会人”ではない学生の身には、授業の内容に「実感」を持つことが容易ではないと思われます。
 で、もし(時間的に)可能なら、いろんな職業世界で「現に働いている」かたをゲスト・レクチャラーとしてお迎えし、そのかたの「働いて生きている世界」をば語っていただくことも考えています。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 「万国の労働者よ、団結せよっ!」との古典的なスローガンがありますが、「働く」ってそもそもどういうことなんでしょう? そのことに「心理学」がどのように関係し関与してきたんでしょう? これらのことを「実感する」ことが本授業の到達目標です。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 平常点(50%)、定期試験(50%)で評価を行います。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 テキスト①: 坂東眞理子(著) 『働くということ』NHK出版
 テキスト②: 角山 剛 『産業・組織』新曜社
5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)
 テキスト、また、プリントの指定箇所を読了して授業に出席して下さること。
6.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 あなたは、どういう世界で、どんな仕事をして、あなたらしい人生を歩んでいくだろうか?
 元気いっぱい、夢いっぱいの諸君と出会いたい!
7.
授業の計画(Course Syllabus)
 履修される諸君の実情、また、関心/興味に依って、講義トピックスが変わる/変えることもあります。ちなみに、以下はあくまで“目安”です:
【第1回】
 産業労働心理学の「産業」って?
【第2回】
 産業労働心理学の「労働」って?
【第3回】
 われわれはなぜ働くのか?
【第4回】
 男性・女性・性別役割分業
【第5回】
 仕事・職務・任務
【第6回】
 働くことへの/働くことからの満足
【第7回】
 働くことでの/働くことからのストレス
【第8回】
 職業人生(Work Career)の進展と発達①
【第9回】
 職業人生(Work Career)の進展と発達②
【第10回】
 職業人生(Work Career)の進展と発達③
【第11回】
 職場におけるメンタル・ヘルス
【第12回】
 ワーク・ライフ・バランス
【第13回】
 転職と失業
【第14回】
 労働「組合」って?
【第15回】
 われわれの「働く」ことの未来