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授業の内容(Course Description) |
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「ニート」という言葉を聞いたことがありますか? 「パラサイト・シングル」という言葉はどうですか? あるいは、「ヒモ」なんて言葉は? あるいは、「色男、金と力はなかりけり」との諺は? この授業では、「われわれが『働き』ながら『生きてゆく』こととの接点での心理学」を講義します。しかし、私自身もそうだったですが、“アルバイト”の経験はあっても“社会人”ではない学生の身には、授業の内容に「実感」を持つことが容易ではないと思われます。 で、もし(時間的に)可能なら、いろんな職業世界で「現に働いている」かたをゲスト・レクチャラーとしてお迎えし、そのかたの「働いて生きている世界」をば語っていただくことも考えています。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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「万国の労働者よ、団結せよっ!」との古典的なスローガンがありますが、「働く」ってそもそもどういうことなんでしょう? そのことに「心理学」がどのように関係し関与してきたんでしょう? これらのことを「実感する」ことが本授業の到達目標です。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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平常点(50%)、定期試験(50%)で評価を行います。
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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テキスト①: 坂東眞理子(著) 『働くということ』NHK出版 テキスト②: 角山 剛 『産業・組織』新曜社
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授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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テキスト、また、プリントの指定箇所を読了して授業に出席して下さること。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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あなたは、どういう世界で、どんな仕事をして、あなたらしい人生を歩んでいくだろうか? 元気いっぱい、夢いっぱいの諸君と出会いたい!
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授業の計画(Course Syllabus) |
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履修される諸君の実情、また、関心/興味に依って、講義トピックスが変わる/変えることもあります。ちなみに、以下はあくまで“目安”です: 【第1回】 産業労働心理学の「産業」って? 【第2回】 産業労働心理学の「労働」って? 【第3回】 われわれはなぜ働くのか? 【第4回】 男性・女性・性別役割分業 【第5回】 仕事・職務・任務 【第6回】 働くことへの/働くことからの満足 【第7回】 働くことでの/働くことからのストレス 【第8回】 職業人生(Work Career)の進展と発達① 【第9回】 職業人生(Work Career)の進展と発達② 【第10回】 職業人生(Work Career)の進展と発達③ 【第11回】 職場におけるメンタル・ヘルス 【第12回】 ワーク・ライフ・バランス 【第13回】 転職と失業 【第14回】 労働「組合」って? 【第15回】 われわれの「働く」ことの未来
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