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授業の内容(Course Description) |
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「ニート」という言葉を聞いたことがありますか? 「パラサイト・シングル」という言葉はどうですか? あるいは、「ヒモ」なんて言葉は? あるいは、「色男、金と力はなかりけり」との諺は? この授業では、「われわれが『働き』ながら『生きてゆく』こととの接点での心理学」を講義します。しかし、私自身もそうだったですが、 “アルバイト”の経験はあっても“社会人”ではない学生の身には、授業の内容に「実感」を持つことが容易ではないと思われます。 で、講義の内容に合わせて、「映画」また「ドキュメンタリー(フィルム)」をも供覧/上映していきます。このため、授業の終了が(5限内に終れず)6限メへと食い込むことも起ってきます。このことをも十分に了解/了承されたうえで、 『それでも不都合なし!』との諸君の履修をお願いしました。
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授業の到達目標(Course Objectives) |
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「万国の労働者よ、団結せよっ!」との古典的なスローガンがありますが、「働く」ってそもそもどういうことなんでしょう? そのことに「心理学」がどのように関係し関与してきたんでしょう? これらのことを「実感する」ことが本授業の到達目標です。
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成績評価方法(Grading Policy) |
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「6回以上の欠席」があった場合は成績が入りません。と同時に、講義の“区切り”ごとに、履修されている学生諸君が自らの“理解情況”を確認/総括すべくの「小レポート」を課します。春・秋学期それぞれで2回ほどを予定していますが、この「小レポート」に1回でも未提出/欠落があった場合も成績が入りません。このことを了解/了承のうえ、本授業の履修を決めて下さい。
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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その都度、授業の進展に合わせて、関連の参考図書・資料を紹介・案内します。とりあえずは、①南 隆男ほか『組織・職務と人間行動-効率と人間尊重との調和 ― 』(ぎょうせい)と②宗方比佐子ほか『キャリア発達の心理学-仕事・組織・生涯発達-』(川島書店)の二書を紹介しておきます。
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授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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毎回、「次の回で講義する事項に関連した資料」(プリント)を配布するはずです。で、それをよく眺めて/読んで次週授業へと出席されて下さること、このことが必須にして最低限の《準備学習》課題です。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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本授業科目は、「Ⅰ→Ⅱ」(春学期→秋学期)というふうに継続して「通年科目」として履修することが原則となっています。つまり、春学期の「産業労働心理学Ⅰ」を履修しないで秋学期の「産業労働心理学Ⅱ」(だけ)を履修することは出来ません。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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“予定”では、以下のように計画していますが、履修された学生諸君の実情と興味・関心によっては、変わる/変えることもあります。ちなみに、以下は、あくまでも“目安”です。 産業労働心理学Ⅰ(春学期) 【第1回】 履修決定に向けてのガイダンス 【第2回】 産業労働心理学の「産業」って? 【第3回】 産業労働心理学の「労働」って? 【第4回】 “大きくなったら何になる?” 【第5回】 “一身独立し、一国独立す!” 【第6回】 進路選択/職業選択 【第7回】 オトコ・オンナ/男性・女性 【第8回】 (中間試験) 【第9回】 職務遂行/職務満足① 【第10回】 職務遂行/職務満足② 【第11回】 職務遂行/職務満足③ 【第12回】 ストレス/バーン アウト① 【第13回】 ストレス/バーン アウト② 【第14回】 ワーク ライフ バランス 【第15回】 (最終試験) 産業労働心理学Ⅱ(秋学期) 【第1回】 秋学期授業へのガイダンス 【第2回】 産業労働場面の現代的局面 【第3回】 就活/就職/就労 【第4回】 求人/募集/選抜 【第5回】 働くことへのモティベーション① 【第6回】 働くことへのモティベーション② 【第7回】 働くことへのモティベーション③ 【第8回】 (中間試験) 【第9回】 職務遂行の評価・査定① 【第10回】 職務遂行の評価・査定② 【第11回】 職業人生(Work Career)の発達① 【第12回】 職業人生(Work Career)の発達② 【第13回】 職業人生(Work Career)の発達③ 【第14回】 わたしたちの「働く」ことの未来 【第15回】 (最終試験)
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