Web Syllabus(講義概要)

平成24年度

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産業労働心理学 II 南  隆男
選択  2単位
【心理】 12-1-1360-1871-04

1. 授業の内容(Course Description)
 「ニート」という言葉を聞いたことがありますか? 「パラサイト・シングル」という言葉はどうですか? あるいは、「ヒモ」なんて言葉は? あるいは、「色男、金と力はなかりけり」との諺は?
 この授業では、「われわれが『働き』ながら『生きてゆく』こととの接点での心理学」を講義します。しかし、私自身もそうだったですが、 “アルバイト”の経験はあっても“社会人”ではない学生の身には、授業の内容に「実感」を持つことが容易ではないと思われます。
 で、講義の内容に合わせて、「映画」また「ドキュメンタリー(フィルム)」をも供覧/上映していきます。このため、授業の終了が(5限内に終れず)6限メへと食い込むことも起ってきます。このことをも十分に了解/了承されたうえで、 『それでも不都合なし!』との諸君の履修をお願いしました。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 「万国の労働者よ、団結せよっ!」との古典的なスローガンがありますが、「働く」ってそもそもどういうことなんでしょう? そのことに「心理学」がどのように関係し関与してきたんでしょう? これらのことを「実感する」ことが本授業の到達目標です。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 「6回以上の欠席」があった場合は成績が入りません。と同時に、講義の“区切り”ごとに、履修されている学生諸君が自らの“理解情況”を確認/総括すべくの「小レポート」を課します。春・秋学期それぞれで2回ほどを予定していますが、この「小レポート」に1回でも未提出/欠落があった場合も成績が入りません。このことを了解/了承のうえ、本授業の履修を決めて下さい。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 その都度、授業の進展に合わせて、関連の参考図書・資料を紹介・案内します。とりあえずは、①南 隆男ほか『組織・職務と人間行動-効率と人間尊重との調和 ― 』(ぎょうせい)と②宗方比佐子ほか『キャリア発達の心理学-仕事・組織・生涯発達-』(川島書店)の二書を紹介しておきます。
5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)
 毎回、「次の回で講義する事項に関連した資料」(プリント)を配布するはずです。で、それをよく眺めて/読んで次週授業へと出席されて下さること、このことが必須にして最低限の《準備学習》課題です。
6.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 本授業科目は、「Ⅰ→Ⅱ」(春学期→秋学期)というふうに継続して「通年科目」として履修することが原則となっています。つまり、春学期の「産業労働心理学Ⅰ」を履修しないで秋学期の「産業労働心理学Ⅱ」(だけ)を履修することは出来ません。
7.
授業の計画(Course Syllabus)
 “予定”では、以下のように計画していますが、履修された学生諸君の実情と興味・関心によっては、変わる/変えることもあります。ちなみに、以下は、あくまでも“目安”です。
 産業労働心理学Ⅰ(春学期)
【第1回】
 履修決定に向けてのガイダンス
【第2回】
 産業労働心理学の「産業」って?
【第3回】
 産業労働心理学の「労働」って?
【第4回】
 “大きくなったら何になる?”
【第5回】
 “一身独立し、一国独立す!”
【第6回】
 進路選択/職業選択
【第7回】
 オトコ・オンナ/男性・女性
【第8回】
 (中間試験)
【第9回】
 職務遂行/職務満足①
【第10回】
 職務遂行/職務満足②
【第11回】
 職務遂行/職務満足③
【第12回】
 ストレス/バーン アウト①
【第13回】
 ストレス/バーン アウト②
【第14回】
 ワーク ライフ バランス
【第15回】
 (最終試験)
 産業労働心理学Ⅱ(秋学期)
【第1回】
 秋学期授業へのガイダンス
【第2回】
 産業労働場面の現代的局面
【第3回】
 就活/就職/就労
【第4回】
 求人/募集/選抜
【第5回】
 働くことへのモティベーション①
【第6回】
 働くことへのモティベーション②
【第7回】
 働くことへのモティベーション③
【第8回】
 (中間試験)
【第9回】
 職務遂行の評価・査定①
【第10回】
 職務遂行の評価・査定②
【第11回】
 職業人生(Work Career)の発達①
【第12回】
 職業人生(Work Career)の発達②
【第13回】
 職業人生(Work Career)の発達③
【第14回】
 わたしたちの「働く」ことの未来
【第15回】
 (最終試験)