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授業の内容(Course Description) |
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かつてなかったほどの就職内定率の低さ、就職後の現実に失望する若者たち、疲れたミドルと元気なミドルの二極分化、無縁社会を生きている老人たち…。 たった一度の人生を納得して送るにはどうすればいいのか?! 就職、入社、昇進、転職の“人生の節目”(Career Transition)には自分を見つめ直し将来の方向性をじっくり考える――いわゆる、ライフ・デザインの視点…。 本授業では、「ライフ・デザイン」あるいは「キャリア・デザイン」と言われるそのことの本質を、生涯発達心理学と産業・組織心理学との視座から考究します。 自分らしく成長していくためのヒントを、代表的なキャリア発達の研究、生涯発達心理学の諸概念を通して、探求してみよう!
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授業の到達目標(Course Objectives) |
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講義も展開しますが、「一緒に考えてみる」ことのほうが多いはずです。 履修される諸君の人数にもよりますが、可能なかぎり、討議・討論を“核”にして授業をすすめていこうと念っています。その都度の「トピックス」について、参画される各人が自己の意見また主張を開陳しあうことによって、問題の本質へと肉迫して、教室が“白熱”化していったら素晴しく、また、面白いですよね!
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成績評価方法(Grading Policy) |
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この授業は、担当教員のわたくし以上に、参画される学生諸君のそれぞれが主役です。学生諸君が互いの意見(感じたこと/思ったこと/考えたこと)を発表しあい、クラス全体で討議・討論することが“命”ですから、欠席が6回以上あった場合は成績評価が入らないものとしましょう。
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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金井壽宏(著)『働くひとのためのキャリア・デザイン』(PHP新書)をテキストして使用します。授業の進展に即応させて、関連する参考文献を紹介・案内してゆきます。小説また映画への言及・案内もあるでしょう。
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授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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この授業は、前述の通り、学生諸君の各人が「主役」ですよっ! ちなみに、それぞれが、テキスト(の各回該当部分)を必ず読み切って、論点を整理して、自分の意見・主張を携えて、教室へと参集してくること、このことが必須にして最低限の《準備学習》課題です。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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自身をも含めて「人間」への興味がいっぱいあって、「社会のあれこれの出来事」についても強く関心があって欲しい。ちなみに、新聞も読んでいて小説も漫画も読むひと、映画も芝居もよく観に行くひと、そのうえで、時間にも余裕のあるかた、そういう学生諸君を歓迎!
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 履修決定へのガイダンス 【第2回】 キャリアは働くみんなの問題 【第3回】・【第4回】 なぜ、移行期・節目に注目するのか 【第5回】・【第6回】 キャリアをデザインするという発想 【第7回】 (中間試験) 【第8回】・【第9回】 最初の大きな節目-就職時と入社直後の適応- 【第10回】~【第12回】 節目ごとの生涯キャリア発達課題 【第13回】・【第14回】 元気よくキャリアを歩むために 【第15回】 (まとめ・最終試験)
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