1. |
授業の内容(Course Description) |
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自己と他者と社会の相互作用から生じる心理学的現象はさまざまであるが、そのうち自分が関心をもった現象を掘り下げて考えていくことを学ぶ。受講者は、まず指定した図書のなかから自分が関心のあるテーマ(章)を選択し、次に、その章で引用されている実証研究(調査または実験を手法として用いた研究)のなかから重要だと考えられるものを選択する。選択した実証研究の論文を実際に読み、研究の位置づけ、方法、結果の詳細を理解し、その研究から何が言えるかを批判的に考える。そのうえで、選択した章と論文の内容を発表する。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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実証的な研究論文を批判的に読み、研究の流れや意義を考え、研究を評価する力を養う。同時に、研究の内容を効果的に発表し討論する技術を向上させる。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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発表と討論(50%)、課題提出(20%)、出席状況(30%)から評価する。ただし、欠席が5回以上ある場合には単位を認定しない。
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4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
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テキストは利用しないが、テーマは以下の図書から選択する。 ①浦光博・北村英哉(編)2010『個人のなかの社会(展望 現代の社会心理学1)』誠信書房 ②相川充・高井次郎(編)2010『コミュニケーションと対人関係(展望 現代の社会心理学2)』誠信書房 ③唐沢穣・村本由紀子(編)2011『社会と個人のダイナミクス(展望 現代の社会心理学3)』誠信書房
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5. |
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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受講者は、選択したテーマの章と実証研究を十分に読み、研究の位置づけ、方法、結果の詳細を理解し、その研究から何が言えるかを批判的に考える。また、それらを他の履修者が理解しやすいように工夫して発表しながら、パワーポイントの資料を作成する。
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6. |
学生への要望・その他(Class Requirements) |
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授業時間外に作業することが多く、その作業を常に自主的に進めていくことが要求される。授業では積極的に発言し、自分の考えをわかりやすく伝える訓練をしてほしい。
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7. |
授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 授業についての説明 テーマの選択 発表者の割り当て 【第2回】 実証研究の選択方法 プレゼンテーションの方法 【第3回】~【第14回】 発表と討論 【第15回】 まとめ
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