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授業の内容(Course Description) |
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ラテンアメリカ諸国はヨーロッパのイベリア文化、先住民文化、アフリカから持ち込まれた文化、さらに19世紀以降の移民(日本移民も含む)が持ち込んだ文化が混ざり合い、まさに未来的な「混血」文化を擁している。日本と対極的な文化を持ちながら、移民のつながりでは日本と最も近いというユニークな関係を持つこの諸国は知れば知るほど尽きない魅力をたたえている。同時に「発展途上国」としての一面も持ち、社会の「発展」について考えるための重要な材料をも提供している。 本授業では、前期の内容を発展的に深め、自ら探究することにより、ラテンアメリカに対する理解を深め、グローバルな視野を養う一助とする。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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ラテンアメリカ社会における個別テーマを発見して自ら調べ、教室で発表できる力をつける。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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レポート70%、出席30%。
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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テキスト:国本伊代・中川文雄編『ラテンアメリカ研究への招待』新評論。 (特に初めの頃の授業に用いる予定。教育についてはあまり触れられていないが、ラテンアメリカを知る上で大変良くできている本なので1冊持っていても損はない。あとで随時参照することができ、役に立つはずである。その後のテキストは随時指示する。)
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5. |
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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授業前に関連する教科書の部分を再読すること。授業後は疑問を持った点、もっと知りたい点などについて図書館等を利用して発展的に知識を広げる。このような積み重ねが重要である。
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6. |
学生への要望・その他(Class Requirements) |
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積極的に出席し、自分の興味あるテーマを見つけてほしい。
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7. |
授業の計画(Course Syllabus) |
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ラテンアメリカ社会の様々なテーマについて考える 個人の発表 【第1回】 オリエンテーション 今期の授業の目的と進め方 教科書、参考書、評価の方法について 【第2回】 世界の中でのラテンアメリカ 各自の研究計画下書き発表 ライブラリー・ワーク 【第3回】 各自のテーマに関する参考文献発表 章立てのアイデア 【第4回】 第1回発表1 3−4名 レポートの前半部分を発表する 同級生の発表に注目する 【第5回】 第1回発表2 3-4名 同級生の発表を注意深く聞き、質問する 【第6回】 第1回発表3 3-4名 質問の仕方を向上させる 【第7回】 第1回発表4 3-4名 発表の仕方について振り返る 【第8回】 第1回発表5 3-4名 発表の仕方と質問の仕方について考える 【第9回】 第2回発表1 3-4名 レポートの後半部分を発表する 前回の発表から変化した部分に注目する 【第10回】 第2回発表2 3-4名 全体の構成に注目する 【第11回】 第2回発表3 3-4名 章のつながりに注目する 【第12回】 第2回発表4 3-4名 参考文献表と注などの形式に注目する 【第13回】 第2回発表5 3-4名 参考文献表と注などの形式に注目する 【第14回】 教員からの指導 これまでの振り返りを行い結論を吟味する 【第15回】 全体での相互の講評 教員からの指導 レポート提出
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