Web Syllabus(講義概要)

平成24年度

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心理学 II 海老坂 高
1群  2単位
【一群】 12-1-1410-0089-10

1. 授業の内容(Course Description)
 「心理学」が独立した学問として成立するのは19世紀後半のことですが、人間は「こころ」の仕組みについて、遠い太古の時代から大きな関心を寄せてきました。こころ」は目にも見えず、また、直接ふれることもできません。「こころ」は自然界の「物質」と同じなのでしょうか、それとも違うのでしょうか。答えは「イエス」でもあり、「ノー」でもあります。「こころ」の観方は人によって非常に幅があり、どのような立場をとるかによって、研究方法も大きく異なってくるのです。授業では、その観方の違いに着目し、それぞれの研究方法の長所と限界を明らかにしていきます。
 「心理学 I」に引き続き、主として西洋の人々が「こころ」をどのようなものとして考え、どのような方法で把えようとしてきたのかを、具体例を参照しながら理解していきますが、日本人の心性の特徴、最近の心理学の動向についても触れる予定です。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 心理学の方法、新たな展開について理解する。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 期末テスト(教科書のみ持ち込み可、自筆書き込み可、コピー類不可)70%、出席30%。
 就職、クラブ等の活動で出席に不安がある人は専用の課題を出します。開講時に説明します。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 開講時に説明します。
5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)
 授業内容を自分の言葉でまとめて、次回に備える。授業で挙がった参考文献等を調べる。
6.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 授業計画はあくまでも目安です。期末テストの詳細については12月に発表の予定。
7.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 序論。美に基準はあるか。
【第2回】
 ゲシュタルト心理学。
【第3回】
 対人関係の心理学。
【第4回】
 社会心理学・1。
【第5回】
 社会心理学・2。
【第6回】
 認知心理学。
【第7回】
 心理療法。
【第8回】
 エリクソンの発達理論。
【第9回】
 極限状況の心理学。
【第10回】
 日本人の心理・1。
【第11回】
 日本人の心理・2。
【第12回】~【第14回】
 新たな心理学の動向。説明補足。
【第15回】
 まとめ・テスト。