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授業の内容(Course Description) |
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『イタリア文化論I』の続きを行なう。従って、この授業には『イタリア文化論I』を履修した者が望ましい。内容は、キリスト教の聖典である新約聖書の神話を扱う。最先端の聖書研究の成果を採り入れたオリジナルな授業であり、テキストも私自身の翻訳を用いる。このため、教科書は存在しないし、試験前にインターネットで調べても無駄である。そのような浅薄な知識は扱わない。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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新約聖書は西洋文化の理解には欠かせないものであり、この授業を受講することで、西洋文化と宗教の本質~そのカラクリ~の一端が見えてくるはずである。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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期末試験と出席による。出席が3分の2に満たない者は受験資格がないことを忘れないように。
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4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
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すべてこちらでテキストを作成し、配布する。
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5. |
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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授業の予習は一切必要がない。その代わり、本授業では復習がすべてとなる。授業で説明した内容を自宅で自分なりにまとめて、ノートを作成しておくこと。教科書はなく、インターネットや他の書籍でこの授業の内容を補うことはできない。私の言葉しかないので、復習がすべてである。授業中に聞きとって、自宅で作成した各自のノートが唯一の教科書になる。
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6. |
学生への要望・その他(Class Requirements) |
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教科書も、他の解説書もない本授業では、毎回、オリジナルで高度な内容を扱うため、授業に毎回出席していないと理解できない。なお、授業中の私語は厳禁であり、口よりも手を動かすことを覚えること。
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7. |
授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 新約聖書とは何か。 【第2回】 キリスト教とイエス。 【第3回】 キリスト教の歴史概観。 【第4回】 福音書とは何か。 【第5回】 キリストの生誕神話 【第6回】 キリスト神話の作り方 【第7回】 キリスト神話の作り方(福音書の矛盾) 【第8回】 キリスト神話の作り方(福音書の矛盾) 【第9回】 キリスト神話の作り方(福音書と使徒行伝の矛盾) 【第10回】 パウロ神学の誤り 【第11回】 原罪神話の創作 【第12回】 キリスト教とユダヤ人迫害 【第13回】 ルターのユダヤ人迫害思想とナチズム 【第14回】 前期試験 【第15回】 前期試験の返却と前期の復習
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