Web Syllabus(講義概要)

平成24年度

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イタリア文化論 II 藤谷 道夫
選択  2単位
【外国語】 12-1-1410-0465-02

1. 授業の内容(Course Description)
 『イタリア文化論I』の続きを行なう。従って、この授業には『イタリア文化論I』を履修した者が望ましい。内容は、キリスト教の聖典である新約聖書の神話を扱う。最先端の聖書研究の成果を採り入れたオリジナルな授業であり、テキストも私自身の翻訳を用いる。このため、教科書は存在しないし、試験前にインターネットで調べても無駄である。そのような浅薄な知識は扱わない。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 新約聖書は西洋文化の理解には欠かせないものであり、この授業を受講することで、西洋文化と宗教の本質~そのカラクリ~の一端が見えてくるはずである。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 期末試験と出席による。出席が3分の2に満たない者は受験資格がないことを忘れないように。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 すべてこちらでテキストを作成し、配布する。
5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)
 授業の予習は一切必要がない。その代わり、本授業では復習がすべてとなる。授業で説明した内容を自宅で自分なりにまとめて、ノートを作成しておくこと。教科書はなく、インターネットや他の書籍でこの授業の内容を補うことはできない。私の言葉しかないので、復習がすべてである。授業中に聞きとって、自宅で作成した各自のノートが唯一の教科書になる。
6.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 教科書も、他の解説書もない本授業では、毎回、オリジナルで高度な内容を扱うため、授業に毎回出席していないと理解できない。なお、授業中の私語は厳禁であり、口よりも手を動かすことを覚えること。
7.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 新約聖書とは何か。
【第2回】
 キリスト教とイエス。
【第3回】
 キリスト教の歴史概観。
【第4回】
 福音書とは何か。
【第5回】
 キリストの生誕神話
【第6回】
 キリスト神話の作り方
【第7回】
 キリスト神話の作り方(福音書の矛盾)
【第8回】
 キリスト神話の作り方(福音書の矛盾)
【第9回】
 キリスト神話の作り方(福音書と使徒行伝の矛盾)
【第10回】
 パウロ神学の誤り
【第11回】
 原罪神話の創作
【第12回】
 キリスト教とユダヤ人迫害
【第13回】
 ルターのユダヤ人迫害思想とナチズム
【第14回】
 前期試験
【第15回】
 前期試験の返却と前期の復習