1. |
授業の内容(Course Description) |
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初級文法を終えた人を対象に、無味乾燥な教科書例文ではなく、味わい深い文学作品を用いて、中級文法の説明を行ないながら、読解の仕方を学ぶ。授業では詩と散文の両方を扱う。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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初級文法の復習と中級文法の理解を深めることを第一に、具体的に文構造の把握に力点を置き、中級の読解力を身につけることを目標とする。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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ほぼ2回の授業に1回小テストを行なうが、これと平常点による。平常点で、毎回の授業に対する予習の状態を評価する。当然、授業を欠席すると、評価対象とならず、小テストも平常点も零点となるため、成績は悪くなる。逆に、毎回予習して出席していれば、自ずと合格点に達する仕組みになっている。
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4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
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すべてこちらでテキストを作成し、配布するため、教科書は必要ない。唯一、必要な物はフランス語の辞書であり、『ディコ 仏和辞典』(白水社)を推薦する。これが最も良い。
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5. |
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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この授業は、授業時間外の準備学習が(予習)によって評価が決まるため、準備学習が極めて重要となる。予習がすべてと言っても良い。授業は、各自が予め辞書を引いて訳してきたものを自己採点することで成り立つ。予習しなければ、授業に出席する意味がほとんどなくなってしまうため、必ず予習をすること。家で辞書を引き、構文や熟語を自分の頭で考えてから授業に出席し、解らなかった部分を授業で学ぶことで、読解力は飛躍的に高まる。なお、小テストを行なうため、復習も重要である。復習していなければ、到底、小テストを解くことはできないことを心得ていて欲しい。
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6. |
学生への要望・その他(Class Requirements) |
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予習段階で必ず辞書を引き、自分の訳文を作ってから出席すること。辞書の引き方を覚え、訳し方を覚えるために、この作業は《絶対》に欠かせない。遅刻しないように、毎回毎回辞書を持って出席すること。教師から望むことはこれだけである。
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7. |
授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 授業の手順と進め方の説明とプリント配布。フランス語の歌を聞き、発音を確認。 【第2回】 サンテグジュペリの『星の王子様』から始める。 【第3回】 メーテルリンクの『青い鳥』 【第4回】 パスカルの『パンセ』 【第5回】 パスカルの『パンセ』 【第6回】 パスカルの『パンセ』 【第7回】 パスカルの『パンセ』 【第8回】 パスカルの『パンセ』 【第9回】 パスカルの『パンセ』 【第10回】 プルーストの『失われた時を求めて』 【第11回】 プルーストの『失われた時を求めて』 【第12回】 エリュアールの『詩集』から 【第13回】 エリュアールの『詩集』から 【第14回】 復習(予備日) 【第15回】 復習(予備日)
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