1. |
授業の内容(Course Description) |
|
有名な人食い鮫を描いた『ジョーズ』という映画を、同時代のdisaster movie(大災害映画、パニック映画)、バビロニア神話、聖書内のエピソード、原作小説等と比較検討しながら、アメリカ合衆国において1970年代以降に急増したdisaster movie の社会的背景、文化的意味を分析する授業です。
|
2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
|
ポップカルチャーの領域に所属する作品を文化的・文学的に解釈できるようになることが、この講義の目標です。
|
3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
|
授業内テスト及び期末試験(もしくはレポート)で総合的に評価します。
|
4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
|
授業内にてプリント(主に英文の予定)を配布します。 参考書:Robert Jewett and John Shelton Lawrence『The American Monomyth』(NY: Anchor Press/Doubleday, 1977)
|
5. |
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
|
講義内容を十分に理解するために、授業後に必ず復習をしておくこと。
|
6. |
学生への要望・その他(Class Requirements) |
|
英和辞書必携
|
7. |
授業の計画(Course Syllabus) |
|
【第1回】 イントロダクション 【第2回】 「楽園としてのアメリカ」のイメージの崩壊 【第3回】 1970年代以降のパニック映画の台頭 【第4回】 "The American monomyth" とは何か 【第5回】 『タワリング・インフェルノ』(1):罰せられる「悪」 【第6回】 『タワリング・インフェルノ』(2): the American monomythの具現化 【第7回】 the American monomythとしての『ジョーズ』 【第8回】 "a monomythic hero" の特徴 【第9回】 "a monomythic hero" としてのブロディ 【第10回】 "monomythic heroes":ブロディとスパイダーマン 【第11回】 バビロニア神話の再神話化としての『ジョーズ』 【第12回】 聖書内の残酷なエピソードとの類似 【第13回】 「悪」が滅ぼされることへの観客の反応 【第14回】 原作小説から映画への変容 【第15回】 まとめ
|