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授業の内容(Course Description) |
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プレ・セミナーIで学んだ英語のポップ・ミュージックの歌詞の仕組みを使って、自分たちで作詞に挑戦する。頭ではわかっているつもりでも、実際にやってみて初めてわかっていないことに気づくことは多い。春期に触れた英語のポップ・ミュージックを足がかりにして、自分たちなりの表現を作り上げる中で、あやふやな部分・足りない部分に意識を向け、そこから一歩でも二歩でも踏み出していきたい。 J-POPの曲に英語で歌詞をつけていく。すでにある歌詞の英訳ではなく、メロディやサウンドのイメージから、歌詞のテーマや方向付けを検討し、聞き手としてどのような人たちを想定するのか、そこにどのようなメッセージを載せるのかといった戦略まで含めて、グループで作業をしていく。それと同時に、同じようなテーマを持った曲や参考にしたい表現がある曲などを取り上げて、毎回一つのグループが発表を担当する。 曲はグループで相談して選択する。楽譜があると作業が楽になるだろう。(ただし、楽譜をきちんと読める必要はあまりない。) 同時に、テクストから毎週一曲取り上げて、リズムとメロディに着目して発表をしてもらう。
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授業の到達目標(Course Objectives) |
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1.メロディーに合わせて英語で歌詞を作る。 2.英語の音節とリズムの仕組みを実践する。 3.特徴的な表現技法に挑戦する。 4.テーマに合わせた表現を工夫する。 5.グループで作業をコーディネートする。
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成績評価方法(Grading Policy) |
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発表30%、作品50%、発表への貢献・参加(質問など)20%の比重で評価する。
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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ピーター・バラカン(2003)『ロックの英詩を読む』集英社インターナショナル.
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授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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発表を担当していない場合でも、その週取り上げる歌は、辞書を引き丹念に読んでくる。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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歌を作るというのは、基本的に孤独な作業だが、最近では多くの人が関わって共同で作るケースも多い。グループでの作業の中で意見が対立することもあるだろうが、それを前提にどのように作品をよりよいものにしていくかを考えてもらいたい。企業の中での企画会議と同じだと思ってもらえばいいだろう。一人一人が、違う意見を持つことが企画を練り上げ、優れた作品を生み出すことにつながる。
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7. |
授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 導入 【第2回】 デモンストレーション 【第3回】 発表1+英語の音を数える 【第4回】 発表2+リズムとシラブル 【第5回】 発表3+選曲とテーマ 【第6回】 発表4+メロディの分析 【第7回】 発表5+英語をメロディにのせる(1) 【第8回】 発表6+英語をメロディにのせる(2) 【第9回】 発表7+英語をメロディにのせる(3) 【第10回】 発表8+英語をメロディにのせる(4) 【第11回】 発表9+英語をメロディにのせる(5) 【第12回】 発表10+途中経過報告 【第13回】 発表11+仕上げに向けて(1) 【第14回】 発表12+仕上げに向けて(1) 【第15回】 発表13+英語の歌発表
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