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授業の内容(Course Description) |
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ドイチェ・エコロギー(Ⅱ) いわゆるエコロジーの思想はドイツ語圏の歴史に深い関係を有しているだけではなく、ドイツ思想史および政治史においても極めて特徴的な過去を残している。そうした環境先進国ドイツがフクシマ以降、いち早く脱原発の方向性を打ち出すなど、世界でも独特な位置を占めているのは言うまでもない。エコロジーは、極めて広い範囲の話題を包括するテーマなので、それぞれの参加者は自分の関心に沿った話題を見つけて発表して貰う。参加者の関心が分散する傾向があるので、教師としてはなるべく有効な誘導を行って、全体の進行に一定の方向性を持たせるように努力したい。発表順番もそのように調整するので、学生の協力を要請したい。発表は個人でも数人のグループでも良い。肝心なことは、持続的な関心を持てるテーマを見つけて漸次、調べることを行って、最終的な卒論につなげることである。卒論は全員が書くつもりで取り組んで欲しい。 参加学生はまず人の話を聞く修練を積むことが重要。
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授業の到達目標(Course Objectives) |
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毎回、数人ないし数グループの発表をして貰うが、出席者は全員、最低一回は発言して、主体的に授業にかかわることを出席者の条件とする。人のプレゼンを見て、自分のプレゼン技術を向上させること。人に聞いて貰うのに都合の良いハンドアウトの作り方などを学びながら、卒論のテ−マ探しをすること。 ドイツ的思考方法の他に例を見ない徹底性を実感してもらうのが「到達目標」と言える。
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成績評価方法(Grading Policy) |
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平常点だけで決める。授業の参加態度を最重要視。
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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各発表に対して適宜、参考すべき文献を上げる。
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授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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授業以外にも、教師の研究室を訪ねて話をするのを歓迎する。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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発表者は他の参加者のために、発表用資料をあらかじめ用意すること。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 授業の進め方について説明する。徳に前期(Ⅰ)で扱った問題を俯瞰し、今学期に扱うテーマの全体の見通しや個別の研究テーマの具体例などを挙げて、各自が取り組みやすくなるように努めたい。 【第2回】~【第15回】 前もって決めておいた人ないしグループの発表を行う。順番は実際の授業が始まってから決められれる。
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