Web Syllabus(講義概要)

平成24年度

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新聞の読み方・使い方 I 伊東 誠
選択  2単位
【自己啓発】 12-1-1501-0057-09

1. 授業の内容(Course Description)
親和力:
協働力:
統率力:
感情制御力:△
自信創出力:
行動持続力:△
課題発見力:○
計画立案力:
実践力:△
創造力:△
 新聞を読む習慣をつけよう。継続して読むと次のような効能がある。
  1 ニュースに強くなる。時事問題や社会の動向を理解できる。
  2 漢字や日本語を学べる。分かりやすい文章の書き方が身に付く。
  3 政治、経済、社会、文化、スポーツ、国際情勢などを確認できる。
  4 いろいろな業界や企業の動向、新製品やトレンド情報を学べる。
  5 就職活動を乗り切るための情報収集、行動計画づくりに役立つ。
 現在、読売新聞社勤務・08年国際文化学科卒のOBは「新聞は就活の教科書だった」と語っている。
 授業当日の指定された新聞を必ず購入または持参して授業に参加。授業中に隅から隅まで読む。
 読売新聞、朝日新聞、毎日新聞、産経新聞、日本経済新聞、東京新聞の6紙を順番に取り上げる。
 ほかにスポーツ各紙、SANKEI EXPRESS 夕刊フジなど即売紙も読み比べる。
 当日の新聞から穴埋め式時事問題やキーワードも出題。
 毎回、取り上げる新聞の広告段数とシェアをチェック。
 新聞を読んで気になる記事について自分の意見をB5一枚のレポートにまとめる。
 レポートは添削、評価後にまとめて返却するために履修者は100名までに限定。
 1~2回目の授業のレポートで選考、直後に履修者を発表。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 インターネットで流されるニュース情報は日本の場合は新聞社からの提供がほとんど。
 新聞はニュースが遅いというイメージは実態を反映していない。
 新聞社のニュース配信はHP上で常時行われている。
 印刷し配達される新聞は締め切り時間の関係でネットの情報とかなりの時間差がでてしまう。
 各新聞は大学の図書館でバックナンバーを含めて常時読むことができる。
 言論性、詳報性、解説性、保存性、記録性といった新聞の機能を再認識する。
 新聞各社は部数と広告の激減、電子新聞の有料化への可能性が問われている。
 インターネットの躍進で新聞ビジネスは経営的にも大きな転換期に差し掛かっている。
 その現状と課題を新聞を読むことで確認していきたい。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 毎回、授業で書くB5レポートが出席カード扱い。
 普段の授業レポートで全体の60%の評価。期末テストで40%の評価。
 新聞の購入・持参を確認。時事問題、キーワード、広告段数チェック、気になる記事レポートの成績、さらに出席点を加味して総合的に評価する。
 新聞を読むことで社会人として必要な社会的な常識を身につけることができているかどうか。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 『池上彰の新聞勉強術』池上彰著 ダイヤモンド出版
 『新聞で学力を伸ばす 切り取る、書く、話す』齋藤孝著 朝日新書
 『新聞社 破綻したビジネスモデル』河内孝著 新潮新書
 『就活に「日経」はいらない』成毛眞著 新潮社
 『ネットじゃできない情報収集術』漆原直行著 マイコミ新書
 『新聞・テレビは信頼を取り戻せるか』小俣一平著 平凡社新書
5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)
 図書館で新聞を読む習慣をつけよう。
 「新聞は就活の教科書」として必ず役立つ。新聞を読むことが就活への近道。
 社会人、ビジネスマンとして新聞をチェックするのは常識。
 新聞の切り抜き、時事用語のチェックなどにチャレンジを。
6.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 TA(ティーチングアシスタント)制度の導入。TAを5~6名希望者から指名。
 新聞の購入チェック、TAによる新聞に関する自由研究の発表・プレゼンテーションを実施。
 教員と学生がコミュニケーションをとり授業が円滑に進むようにお互いに協力し合い努力する。
 授業開始後に教室の後扉を施錠。5分後までは前扉から入室できる。
 「遅延証明書」提示の場合と特別の理由のある場合は前扉から。
7.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 新聞の「読み方・使い方」キックオフ 日本の新聞事情、教育に新聞を活用
【第2回】
 読売新聞を購入・持参 時事問題、広告、気になる記事 読売新聞の特色、読むポイントは
【第3回】
 朝日新聞を購入・持参 時事問題、広告、気になる記事 朝日新聞の特色、読むポイントは
【第4回】
 毎日新聞を購入・持参 時事問題、広告、気になる記事 毎日新聞の特色、読むポイントは
【第5回】
 産経新聞を購入・持参 時事問題、広告、気になる記事 産経新聞の特色、読むポイントは
【第6回】
 日本経済新聞を購入・持参 時事問題、広告、気になる記事 日本経済新聞の特色、読むポイントは
【第7回】
 東京新聞を購入・持参 時事問題、広告、気になる記事 東京新聞の特色、読むポイントは
【第8回】
 スポーツ各紙(報知、ニッカン、スポニチ、サンスポ)、SANKEI EXPRESS 夕刊フジなど即売紙の読み比べ
【第9回】
 読売新聞を購入・持参 時事問題、広告、気になる記事 各紙「一面」比較、読むポイントは
【第10回】
 朝日新聞を購入・持参 時事問題、広告、気になる記事 各紙「論説」比較、読むポイントは
【第11回】
 毎日新聞を購入・持参 時事問題、広告、気になる記事 各紙「テレビ面」比較、読むポイントは
【第12回】
 産経新聞を購入・持参 時事問題、広告、気になる記事 各紙「国際面」比較、読むポイントは
【第13回】
 日本経済新聞を購入・持参 時事問題、広告、気になる記事 各紙「政治面」比較、読むポイントは
【第14回】
 東京新聞を購入・持参 時事問題、広告、気になる記事 各紙「社会面」比較、読むポイントは
【第15回】
 新聞と政治報道のあり方  各紙の世論調査比較、読むポイントは
 ※新聞の購入・持参は休刊日などの関係で変更になる場合もあります。
  新聞の課題、テーマは変更になる場合もあります。