Web Syllabus(講義概要)

平成24年度

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国際政治経済学 II 正田 宏次郎
2群  2単位
【二群】 12-1-1501-1726-02

1. 授業の内容(Course Description)
 前期の「国際政治経済 I 」で、日本の国際社会の中での位置づけを学び、後期の「国際政治経済 II 」では具体的な実社会で直面する事象について学んでゆきたいと思う。前期で学んだ歴史的背景を知っていれば、より良い理解が出来ると考える。これらの事象については実社会で直ぐに遭遇するものであり、自分の意見を述べ、他人の意見に対する判断力を向上させることを目的とする。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 世界で起きている政治、経済問題を常識的に理解できるレベルまで到達させる。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 期末論文試験が50点、中間で授業内容に関する小論(配点20点)を書いてもらう予定です。出席点を30点(2点×15回)として評価し、100点満点で60点を合格点とします。
 出席日数が2/3(15回の内10回)未満の者は不合格となります。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 特に指定図書は使いません。講義はパワーポイントにて行い、講義内容については授業支援システム「LSM」にて公開します。
5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)
 講義内容を帝京大学八王子キャンパスのHP、授業支援システム「LMS」にて公開しますので予習、復習に使ってください。なお、このコピーは期末試験の際には持ち込み可能です。
6.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 ここで学ぶことは、実社会に入れば、常識として必要な知識です。現代においては、日本の小さい社会だけに閉じこもることは出来ない状況であり、国際人であることが求められています。しっかりと自分の知識で物事を判断し、行動できる国際的に通用する人間を目指して欲しいと思っております。
7.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 オリエンテーション
 後期講義項目の説明。
【第2回】
 イスラムについて。
 イスラムとは、イスラムの歴史を学ぶ。
【第3回】
 イスラム社会の歴史と現状
 日本は中東和平に向けて国際支援をしているが、果たしてこれが国際貢献になっているのかどうか、世界の火薬庫である中近東の最近の情勢を知り、日本の立場を理解する。
【第4回】
 マキャベリーの君主論
 これを学ぶことにより、欧米人の考え方、経営スタイル、政治スタイルを学ぶ。
【第5回】
 日米の企業統治について
 日米の企業倫理の違い、市場価値、社会責任について学ぶ。
【第6回】
 日米の雇用形態、人口問題について
 日米の仕事に対する気質の違い、日本企業の女性、外国人、シニアの雇用についての問題点について、日本の進むべき方向について学ぶ。また出生率の低下による人口の減少にどう対処するのかを検証する。
【第7回】
 小論試験
【第8回】
 企業リーダーの資質
 企業リーダーのあるべき姿、企業の社会貢献、差別、ハラスメント等について学ぶ。
【第9回】
 危機管理
 我々は日常から危機管理の中で生きている。自己管理が出来る危機管理から地球規模で考えなければならない地球温暖化、鳥インフルエンザ、自分達ではコントロールの効かない地震等に対する危機管理について考える。
【第10回】
 地球環境問題①
 世界の温暖化、二酸化炭素排出制限等について考える。
【第11回】
 地球環境問題②
【第12回】
 日米の税制について
 日米の税に対する考えを学び、我々の支払っている税金はどの様なものがあり、どう使われているかを考察する。
【第13回】
 行政改革
 中々進まない行政改革、地方分権はどうあるべきかを考える。
【第14回】
 最近の国際情勢について。
【第15回】
 小論文試験
 後期で学んできたのテーマから課題を出します。資料の持ち込みは可とし、約1500字程度の小論文試験です。