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授業の内容(Course Description) |
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ヨーロッパ=キリスト教はいつの時代も自らの内外に自分とは異なるものを見出し、それに対する態度表明を求められてきた。近世以後もヨーロッパはこの「他者」との衝突および和解を繰り返し、そのことを通じて、現在われわれが目にしているようなヨーロッパの行動規範、すなわち道徳や法が徐々に形成されていった。そこで、本授業では、そうした近世ヨーロッパにとっての「他者」の個別的なケースとして「インディオ」と「魔女」を取り上げ、彼らに対するヨーロッパの態度を哲学史的・思想史的な観点から追跡し、もって近世ヨーロッパの行動規範の原理を明らかにする。
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授業の到達目標(Course Objectives) |
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①授業で取り扱う「インディオ」と「魔女」、それぞれのテーマについて、「衝突」の側面を示す議論と「和解」の側面を示す議論の両方を挙示することができる。 ②授業中に紹介された哲学用語について、これを簡潔に説明することができる。 ③ヨーロッパとその「他者」の「衝突」および「和解」というテーマに関心を持ち、振り返りシート(後述)での質問などを通じて学習への意欲を示している。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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①準備学習(20点) 「インディオ」と「魔女」、各テーマごとに1回ずつ、計2回、一問一答形式の宿題を課す。 ②振り返りシート(20点) 「インディオ」と「魔女」、各テーマごとに1回ずつ、計2回、学習に対する意欲・関心・理解を確認する。 ③テスト(60点) 最終授業にて実施。授業で学んだ哲学用語のうち重要なもの4つについて解説してもらう。 なお、成績評価の詳細については第1回授業で説明する。
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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教科書は特に指定しない。参考文献は授業中に適宜紹介する。
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授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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上記3(成績評価方法)で述べたとおり、宿題を2度、テストを1度、それぞれ課すので、それに必要な学習をすること。具体的な学習方法については授業中に説明する。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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受講希望者は第1回授業に必ず参加すること。第2回目からの参加は原則として認めない。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 イントロダクション 【第2回】 土星の子供たちとしてのインディオと魔女 【第3回】 インディオという他者① 【第4回】 インディオという他者② 【第5回】 インディオという他者③ 【第6回】 インディオという他者④ 【第7回】 インディオという他者⑤ 【第8回】 インディオという他者⑥、振り返りシート作成 【第9回】 魔女という他者① 【第10回】 魔女という他者② 【第11回】 魔女という他者③ 【第12回】 魔女という他者④ 【第13回】 魔女という他者⑤ 【第14回】 魔女という他者⑥、振り返りシート作成 【第15回】 まとめ・期末試験
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