Web Syllabus(講義概要)

平成24年度

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社会学 I 井上 義和
2群  2単位
【二群】 12-1-1501-3205-05

1. 授業の内容(Course Description)
 人びとの意識や行動を説明するのに、社会学ではまずその人がどのような集団に属しているか(社会的属性)に着目する。とりわけ、出生時期を同じくする一群をコーホート(cohort)という。ある時代に特定の年齢層が何か特徴的なふるまいをするとき、コーホートの概念を使うとどのように説明できるか。講義では、世代・階層・人口をキーワードに、教育・恋愛・家族・労働など、戦後日本社会の様々な変化をたどってみたい。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 ・コーホートの概念を理解する。
 ・戦後日本社会の変化をコーホートの観点から理解する。
 ・現代の各世代の違いをコーホートの観点から理解する。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 ・平常点(20%)
 ・小テストまたは小課題(30%)
 ・期末試験(50%)
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 ・とくになし。参考文献は適宜紹介する。
5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)
 ・歴史的な出来事や用語について調べてくる宿題を課す。
6.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 ・社会の変化や世代の違いに興味をもって、意欲的に授業に参加する学生を歓迎します。
7.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 オリエンテーション
【第2回】
 さまざまな世代論
【第3回】
 コーホート分析の考え方
【第4回】
 出生数と合計特殊出生率
【第5回】
 ベビーブーム ★小テスト
【第6回】
 高校進学率と大学進学率の上昇
【第7回】
 教育とコーホートの関係
【第8回】
 農家の次三男問題と産業構造の変化
【第9回】
 労働とコーホートの関係
【第10回】
 中間まとめ ★小テスト
【第11回】
 見合い結婚から恋愛結婚へ
【第12回】
 恋愛と結婚とコーホートの関係
【第13回】
 退職と年金と医療費
【第14回】
 高齢化とコーホートの関係 ★小テスト
【第15回】
 まとめ 試験について