Web Syllabus(講義概要)

平成24年度

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社会情報論 II 藤森 益弘
2群  2単位
【二群】 12-2-2110-3086-02

1. 授業の内容(Course Description)
 様々な機会に、様々なメディアを通して、様々な方法で、私たちに様々な情報が届けられてくる。現在は“情報の氾濫状態”と言っていい。私たちはそれらの情報から、どれとどれを取捨選択し、どのように享受し、蓄積していけばよいのか。そのことを、前期の「社会情報論Ⅰ」に続いて、映像素材なども使い、<文化>という側面から省察していきたい。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 情報と文化の関係を把握し、実社会や実生活に様々の場面に活かしていく。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 授業中に出題する数回のレポートと出席率による評価。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 参考文献:『社会情報論』建帛社
      前野和久『情報社会論上・下』砂書房
5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)
 講義概要などを参考にして、講義に出てきそうな人物、書籍、映像などについて、あらかじめ簡単に調べたり、目を通したりしておくこと。
6.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 出来るだけ数多くのメディアを通して、情報と文化の関連について知識と興味を持つことで、それらに対する視野と意識を広めていってほしい。
 前期に開講する「社会情報論Ⅰ」も履修してもらうのが望ましい。
7.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 総論―いろいろなメディアを通して情報はどのように発信され、文化としてどのように享受・蓄積されているか。
【第2回】
 日本映画と文化①―大正時代 弁士と無声映画の興隆―どのように作られ、見られ、情報・文化として享受・蓄積されているのか。
          (『雄呂血』『瀧の白糸』などを見ながら)
【第3回】
 日本映画と文化②―昭和10年代 戦時下の日本映画―どのように作られ、見られ、情報・文化として享受・蓄積されているか。
          (『土と兵隊』『ハワイ・マレー沖海戦』『一番美しく』『陸軍』などを見ながら)
【第4回】
 日本映画と文化③―昭和60年代 漫画とアニメーション―どのように作られ、見られ、情報・文化として享受・蓄積されているのか。
          (『ドラえもん』『となりのトトロ』などを見ながら)
【第5回】
 文学と文化①―小説や詩や評論などはどのように書かれ、読まれ、情報・文化として享受・蓄積されているのか。
        (近代作家・詩人・評論家の作品を中心に)
【第6回】
 文学と文化②―小説や詩や評論などはどのように書かれ、読まれ、情報・文化として享受・蓄積されているのか。
        (現代作家・詩人・評論家の作品を中心に)
【第7回】
 演劇・演芸と文化①―どのように演じられ、観られ、情報・文化として享受・蓄積されているのか。
           (古典演劇・演芸を鑑賞しながら)
【第8回】
 演劇・演芸と文化②―どのように演じられ、観られ、情報・文化として享受・蓄積されているのか。
           (現代演劇・演芸を鑑賞しながら)
【第9回】
 音楽と文化①―どのように作られ、聴かれ、情報・文化として享受・蓄積されているのか。
        (クラシック音楽を聴きながら)
【第10回】
 音楽と文化②―どのように作られ、聴かれ、情報・文化として享受・蓄積されているのか。
        (ポピュラー音楽を聴きながら)
【第11回】
 デザインと文化①―どのようにデザインされ、見られ、情報・文化として享受・蓄積されているのか。
         (商業デザシンを中心に)
【第12回】
 デザインと文化②―どのようにデザインされ、見られ、情報・文化として享受・蓄積されているのか。
          (工業デザインを中心に)
【第13回】
 アートと文化①―どのように創作され、見られ、情報・文化として享受・蓄積されているのか。
         (近代アートを中心に)
【第14回】
 アートと文化②―どのように創作され、見られ、文化として享受・蓄積されているのか。
        (現代アートを中心に)
【第15回】
 まとめ―これからの情報と文化の関係についての展望